ストレッチが効いているので、履き心地も向上!
さてさて、第10回目は ダイソーの「のびる靴ひも」。SHOESTRING Strechableなんてカッコのイイ英名までつけてます。なぜか色表記はポルトガル語だったりしますが…(笑)
靴ひもを解かず、緩めずに脱ぎ履きするのって、靴にも足にも良くありません。靴の引っ張られた部分は伸びてしまうし、細部の劣化も早まります。
人間の足は時間や体調によって むくんだり大きさも変わったりするので、脱ぎ履きするごとに靴ひもで調節して足にぴったりの状態で履く方がイイ。
というのは理解してるので、毎回解いて脱ぎ、縛って履いていますが、靴の形状や状態によっては緩めるのに結構な手間が必要で、履き口から下の方のシューレースまで緩めていかないと履けないなんて日も。
急いでない日なら難なくこなせますが、そんな日ばかりじゃないので困っちゃう。
そんなときに役立ってくれるのが、今回のダイソーの「のびる靴ひも」です。
伸びると言っても、ダイソーの伸縮率は結構小さめ。あまり伸びすぎてしまうと履いているときに安定しませんし、いつのまにか伸びきってダルダルになってしまう危惧も。
靴ひもを緩めず履くのに便利というよりは、緩めたときの脱ぎ履きが楽になって、靴ひもをきっちり締めたときにもストレッチが効いているので圧迫感が少なく、一日履いていても締め付けを感じにくい感じですかね。ストレッチデニムを選ぶ感覚に近いのかな。
そして、この手の伸びる靴ひもってコットンひもと比べると貧相で見劣りするんですが、ダイソーのは厚みがしっかりあって、その点でも合格です!
現時点でダイソーには、平紐タイプの黒と白、100cmと120cmをラインナップ。靴ひもはシューレースホールを通し終えた時点で 15~20cmほど余っているのが理想なので、スニーカーで 5~6穴なら100cm、6~7穴なら120cmを選ぶのが良いのではないでしょうか? もちろん、足のサイズや長さのお好みで若干変わるとは思いますが。
他にも伸びる靴ひもは さまざまなメーカーから登場していますが、伸縮率はマチマチ。あまりおすすめはしませんが、脱ぎ履きするとき靴ひもを緩めたくないという方なら伸縮率高めなものを選ぶのが良いかもしれません。
ダイソーなどの100均なら 税込みでも110円ですし、合わなそうなら元の紐に戻せばイイ。使い込んで伸びてしまっても 手軽に買い足せるので、気になった方はお手持ちのスニーカーで試してみてはいかがでしょう? 地味にですが、履き心地が変わるような気がします。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka