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【日産、MINI、ゲレンデ……】レトロなデザインがたまらない人気車5選

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

ブームとなっている「昭和レトロ」。埼玉県所沢市にある「西武園ゆうえんち」が、昭和の街並みを再現したテーマパーク生まれ変わるなど、レトロブームが広がりを見せています。

クルマにおいても、未来的なデザインのクルマが続々と登場している一方で、古き良きデザインを踏襲しているクルマも。現在新車販売されているクルマで、レトロな雰囲気を持つクルマを5台、ご紹介します。

 

■スポーツカーファンをくすぐるスタイリング「日産新型Z」

2020年9月のプロトタイプ公開から11か月、2021年8月18日に、米国で「新型Z」が初公開されました。ほぼプロトタイプを踏襲した新型Zのスタイリングは、初代のS30Sをはじめとする歴代Zをオマージュしたと思われるシルエットですが、その中身はもちろん、現代のスポーツカー。

新旧Z、似ていないようで、似ている?

3.0リッターV6ツインターボのVR30DDTTエンジンによって発揮される、最高出力400ps/6400rpm、最大トルク474Nm/1600-5600rpmのスペックは、日産スカイライン400Rに搭載されているエンジンと同じ。また、日産の後輪駆動車としては初めて、クラッチ操作でエンジン回転数を保持し、停止状態からの加速をアシストする、アドバンスドローンチアシストコントロールも(9速AT車には標準搭載)。

この新型Zは、北米市場では2022年春に登場の予定。日本仕様である「フェアレディZ」は、今冬の発表を予定しているとのこと。歴代をオマージュしたシルエットに最新の装備を搭載した、ファンにとってはたまらないモデルです。

 

■タイムレスデザインが魅力の「ホンダN-ONE」

初代モデルの登場は2012年、現行モデルは2020年11月登場の2代目、というN-ONE。しかし、このN-ONE含めたホンダのNシリーズの歴史は、50年前である、1967年に登場した「N360」から始まっています。なかでもN-ONEは、このN360を受け継ぐモデルとして、N360を大きくオマージュしたルックスが特徴的なモデルです。

N360のよさを受け継ぐ、N-ONE

また、N-ONEは、ナンバー付きのワンメイクレース「N-ONEオーナーズカップ」が2014年から毎年開始されるほど、スポーティな面を持ち合わせているのも魅力のひとつ。現行モデルから設定されたスポーツグレードの「RS」では、6速MTが設定され、ファンの心をくすぐっています。

しかしながら、軽のMT車として初となるACCとLKASを採用するなど、中身は正真正銘の最新モデル。現行N-ONEは2020年のフルモデルチェンジの際、初代モデルとほとんど外観デザインが変更されなかったことでも話題となりましたが、このタイムレスデザインこそが、N-ONEの個性なのです。

 

■進化し続ける名作「MINI」 

1994年にBMWの傘下となったMINI。現在販売されているMINIは、2014年にデビューしたモデルで、「BMWミニ」となってから3世代目となるモデルです。

2021年8月12日にワールドプレミアされた「MINI STRIP」。ポール・スミスとのコラボレーションで開発されたモデルで、クラシックミニもポール・スミスとコラボレーションしていましたね。

もはやミニではなくなった、といった声も聞きますが、その魅力はなんといっても、他のどのクルマとも似ていないエクステリアデザイン。決して広くはない室内スペースに考え抜かれたパッケージングをもち、そして、ゴーカートフィーリングと表現される機敏なハンドリングで、軽快なドライビングを味わうことができます。

特に、特別仕様車「MINI 60 YEARS EDITION」、そしてベースグレードである「ONE」に設定された特別仕様車 「MINI VICTORIA」の雰囲気は格別。ドイツのメーカーであるBMWの傘下メーカーながら、「ブリティッシュ」な空気を感じるのは、BMWがMINIの伝統を大切にしているからでしょう。

 

■元祖カワイイグルマ「フィアット500」

初代の登場は1936(昭和11)年という、長い歴史を持つクルマである、フィアット500。現在、日本で販売されているモデルは、2008年3月に登場した第2世代。大ヒットした先代のNUOVA(ヌオーバ)500のデザインをモチーフとしており、一目で「フィアット500」だと分かる可愛らしいデザインが魅力のモデルです。

EVとなった、フィアット500。3万7900ユーロ(約450万円)という結構な価格だが、かわいいイメージは不変

すでに次期型がワールドプレミアされており、次期型では、42kWhのリチウムイオンバッテリーを内蔵したEVへと進化したフィアット500。まさに、レトロなデザインはそのままに、中身を最新技術で刷新したモデルなのです。

 

■オフローダー出身の高級SUV「メルセデスベンツGクラス」

通称「ゲレンデ」と呼ばれる、メルセデスベンツのSUV「Gクラス」。そのルーツは「ゲレンデヴァーゲン(ドイツ語でオフロード車の意)」という名で誕生した、シンプルな本格オフローダー。初代Gクラスは1979年に登場、現行モデルは2018年6月にフルモデルチェンジを受けたモデルです。

2018年にフルモデルチェンジ級のビッグマイナーによって一新されたGクラス。基本的なプロポーションは変わらないが、インテリアやエクステリアの細部は、様々手が加えられている

ひと目でGクラスとわかるデザインは受け継ぎつつメルセデスの最新モデルらしいデザインも採り入れ、本格オフローダーとは思えないラグジュアリー装備と最新装備を備えた現行Gクラス。無骨なエクステリアからは想像がつかないほどに最新鋭のクルマとなっています。

 

■まとめ

クラシカルデザインのクルマは、最新デザインのクルマと違って、長年所有していても、デザインに「時代遅れ」感を感じにくいことも大きな魅力。せっかく手に入れた愛車を大事に乗りたい、という方にはお勧めといえます。最新デザインのクルマももちろん魅力的ですが、それなりの価格を出して購入するクルマは、伝統的で飽きのこないデザインのものを選ぶのも、賢い選択かもしれません。

 

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:NISSAN、HONDA、BMW、FCA Japan、Mercede-Benz
Edit:Takashi Ogiyama

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