自分の魅力を引き出したり、チャンスを引き寄せたりも
8回めを迎えた、今回の#ジュエリー魂は、ちょっと趣を変えまして、ブランド斬りではなくアイテム斬り。
メンズジュエリーの中でも人気の高い! ピンキーリング(PINKY RING)をピックアップしてみます。
ピンキーリングとは、小指につけるリングのこと。
小指は、約束や願掛けの際に使用することが多い指とされ、それぞれの指によって込められている意味もあり、左右ごとに意味に違いもあります。
右手の小指には、自分の魅力を引き出してくれるという効果があります。仕事やプライベートなどで自分の力を発揮したいときにつけると効果を発揮し、自信にもつながるとされています。
一方、左手の小指にはチャンスを引き寄せ、変化を起こしたいときにパワーを発揮するとされています。
また、「幸せは右手から舞い込み、左手から出る」という言い伝えがあり、舞い込んだ幸せを留めるために左手の小指にピンキーリングを着けておくと効果的ともいわれます。
ちなみに、ヨーロッパでは古くから貴族や紳士たちが身分・権威の象徴として、台座部分にイニシャルやモチーフが彫られた「シグネット」を左手の小指につけていました。当時は、男性が派手な装飾品を身につけることは良しとされておらず、結婚指輪以外で唯一身につけることを許されたジュエリーだったのです。
では、話をクルリンパと戻してピンキーリングの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
エルメスのヴィンテージリング
まずは、エルメスのブレスレットの回に続いての登場となる@sa_shishi7さんの投稿から。エルメスのヴィンテージリングです。
最近、ますます人気が高騰し、価格が跳ね上がるとともに、球数も減ってきているエルメスのジュエリー。とくにリングに関しては、ウィメンズがメインだったため、メンズでも着用できるものは少なく枯渇状態…。
そんな中で@sa_shishi7さんが見つけたのは、4枚のプレートを連結させたようなデザインのシルバーリング。
ウィメンズサイズのリングは、ピンキーでなら着けられる可能性も高いのでナイスな選択。ブレスレットの回で紹介した「グレンデシャン」でも完璧なマッチングです!
エルメスのヴィンテージジュエリーは日に日にレア度が増していきそうな気配なので、ぜひ素敵なアイテムを見つけたら大切に愛で続けてあげてください!
テンダーロインの「ホースシューリング」
次は、@shoma.1093さんの投稿から。テンダーロインの「ホースシューリング」です。
1998年に辺見馨氏と西浦徹氏を中心にスタートした、テンダーロイン。
大人が似合うストリートブランドの代表格として、多くのファンに愛されています。
数ある人気アイテムの中でも継続して注目を集め続けているのが、リング。とくに@shoma.1093さんの「ホースシューリング」や、「ダラーリング」は芸能人などにも愛用者が多いです。
ちなみに、「ホースシュー」とは馬の蹄(ひづめ)につける「蹄鉄(ていてつ)」のこと。U字型が幸運を受け止めたり、イタリアでは権力者の馬の蹄鉄を直した村人が多くの収入を得たことから金運の良いアイテムとされたり、蹄鉄を打ち付ける釘の数が外側に3つと内側に4つの合わせ7つだからラッキーセブン的な意味だったり、ジュエリーでは幸運なモチーフとして長く愛されています。
リングの場合はつける向きでも意味が変わって、下向きで逆U字型につけた場合は、"不運を落とす"という意味を持ち、厄除けとしての効果があるそう。
本当にジュエリーに込められた想いって面白いですね。
「ホースシューリング」には、8Kゴールドやダイヤ入りもありますが、@shoma.1093さんのようにロレックスのエアキングにはシンプルなタイプが似合っており、渋い雰囲気が出ていますね。
プロフィールにスニーカー好きとありましたので、今度ぜひ#靴魂にも投稿をお願いします!
トムウッドのクッション タイガーアイリング
続いては、ダミアーニ、カルティエ、フレッドと着実に登場回数を増やしてくださっている@yaazutarouさんの投稿から。トムウッドのクッション タイガーアイリングです。
ノルウェー・オスロを拠点にしたジュエリーブランド、トムウッド。
天然石を使用したジュエリーは、シンプルかつオーセンティックででありながらもエレガントな雰囲気を漂わせ、男性女性ともに多くのファンを魅了しています。
@yaazutarouさんの「クッション リング」は、ブランドのシグネチャーアイテムとして人気を誇る代表作。
セットされたタイガーアイは、トラの目の虹彩に似た金褐色の細かい縞模様が特長。仕事運や金運を高め、願望成就を手助けする効果があるといわれます。
カルティエ、フレッドとジャガー・ルクルト「レベルソ」とのコンビネーションも完璧。またヒビ割れてしまわないように、大切にしてあげてください。
アレックス ストリーターの「ベイビー デビル ハートリング」
4番目は、@takunorockさんの投稿から。アレックス ストリーター(Alex Streeter)の「ベイビー デビル ハートリング(Baby Devil Heart Ring)」です。
ヒッピーアートのペインターだったデザイナーのアレックス。 長年愛用して貰え、時代を象徴する作品としてのジュエリーに魅了され、1971年に ニューヨークのソーホーにショップをオープン。
マドンナやアクセル・ローズ、マリリン・マンソンなどが愛用し、人気を得ました。
大きなストーンがポイントになった、ブランドを代表する「エンジェル ハートリング」に比べると小ぶりでピンキー使いに丁度良い「ベイビー デビル ハートリング」。いい感じですね。
@takunorockさんは、他にも素敵なジュエリーをお持ちのようなので、また投稿頂けると嬉しいです。
カレラ イ カレラのリング
最後は、@zennn1978さんの投稿から。カレラ イ カレラ(Carrera y Carrera)のリングです。
サトゥーリオ・エステバン・カレラが、スペイン・マドリードで創業した、カレラ イ カレラ。
小さなジュエリーショップとしてスタートしましたが、卓越したゴールドの艶消し技法が高く評価され、スペイン王室御用達のジュエラーとして大きく成長することになります。
ところが、残念なことに2018年破産申請。新作を入手する機会がなくなったため、中古市場での価格も高騰し始めています。
@zennn1978さんのリングも、ブランドを代表するマットゴールドの美しい人物モチーフ。精緻な加工と、今にも動き出しそうな彫刻で目を惹きつけます。
こういうリングをサラッとつけられる大人ってカッコいい。葉巻ともよく合ってます。
また他のジュエリーも投稿してください!
ジュエリーに抵抗ある方でも、意外と取り入れやすいのがピンキーリング。願掛けやお守り的な意味合いも強いので、選んでつけるのも楽しいのではないでしょうか? 晩年のジャン・コクトーのように、トリニティリングをダブルでつけるなんていうのもアリな気がします。
それでは、本日はここまで。これからも読者の方々が、どんなジュエリーを愛して、ともに過ごしているのか? その審美眼に加え、手入れされた美しい輝き、はたまた長年愛用することで生まれたキズや汚れから感じるジュエリーへの愛着などを「#ジュエリー魂」を付けて たくさんポストしてください! もちろん女性の投稿も大歓迎!
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それでは次回の「あなたのジュエリー、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka