どうも、カメラのO坪でございます。前回に引き続き、千駄ヶ谷にございますSUPER 8 SHOESよりお届けします。
誕生日当日のこじラグ谷中氏と伺ったお店では、店主の堀口さんとお直し担当の大高さんより深すぎておもしろくためになる話をしていただきました(詳しくは前編へ)。
さて後編では、お待ちかねの試着タイムです。谷中氏が長らく探し求めていたプレーントゥがフローシャイムで登場。一番ベーシックなものであるために後回しになっていた、とは谷中氏談。ただでさえヴィンテージでは数少ないのがプレーントゥ、とは堀口さん談。いわゆるウィングチップのみがケンムーアだと思っていたO坪。
試着した瞬間、シュコっとたまらない足入れの音。まさかの試着1足目でシンデレラの小尻な靴に出会ってしまうわけです。O坪もずっと探していたケンムーアに出会い、ひと目で惚れ込みます。同じ時代、同じ工場でも革色やステッチの違いがあるなどディテールの話がおもしろいのなんの。
靴の中身を熟知している大高さんからは、先人がトライしてきた革新の技術が垣間見えるというお話も。愛情製法。「革靴の未来はどうなっていくのだろう」という深い話から、「枠を取っ払ったらもっと楽しくなるじゃない」という堀口さん。
そんなこんな尽きない話をしながらも、アメリカ靴を代表する四天王である、FLORSHEIM、BOSTONIAN、HANOVER、ALLEN EDMONDS、JOHNSTON&MURPHY、COLE HAAN、G.H.BASSなどなど良い時代のものを次々と試着。あれ? 四天王を軽やかに超えておりますが……
詳しくは動画本編をご覧ください。
今回つぼウォークしましたのは、
SUPER 8 SHOES
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-22-5 B1F
03-6804-2174
営業:12:00〜19:30
定休:火金
営業時間、店休日、など詳しくはインスタグラムをご確認ください。
店主の堀口さん(CRAFT WITH PRIDEのエプロン)と修理担当の大高さん(愛情製法のバケツハット)
この中に自分に合う一足を探すとなると、わくわくで胸いっぱい
どちらも極上のフローシャイム・ケンムーア。ヴィンテージでは珍しいプレーントゥとデッドストックのウィングチップ。70年代か。
これも珍しい白と黒のコンビローファー。アレンエドモンド。アレンは革がとても柔らかい
セメント製法のジョンストン&マーフィ。これも珍しい。いまだと逆にフィットするのでは
ご存知G.H.BASSの代表選手、WEEJUNS。爪先の反り具合が時代を映す
買収以前のコールハーンの型押しクロコのローファー。腑(クロコの型)が竹型でもなくマルでもなくナチュラルなところが渋い
フローシャイム、ケンムーア。滅多にお目にかかれないし…どうしようか…真剣に悩む。
突如現れたSUPER8SHOESオリジナルのスリッポン。一枚革。しかも革が柔らかくて軽い…こ、これは…FRIENDLY ¥44,000-
手作りのアーミッシュのハット。どれも一万円前後
店内に飾ってある看板や装飾にも注目
再びケンムーア。同じような年代の501BIG-Eと。もう上がりの一足でいいかなぁ……な、悩む。
Director/Photo/Video/Text:Naoto Otsubo
Video Edit:Kabuto Ueda
OP&ED使用曲
INORAN ニューアルバム「Libertine Dreams」
より「Don’t Bring MeDown」