ポロ ラルフ ローレンといえば、馬に乗ったポロプレイヤーのロゴである。このロゴは1971年に発表され、今年50周年を迎えた。最初は女性用シャツの袖口に配されたものだった。ちなみに、ブランド自体のスタートは1967年。ご存じのように、ハンドメイドの幅広ネクタイが最初のアイテムだ。
そして、アイコニックなアイテム、ポロシャツの登場は1972年。このオリジナルメッシュシャツは、ポロプレーヤーのロゴが特徴で、当初は24色を揃えた。その後のプレッピールックの最も象徴的なアイテムとなる。
余談となるが、1974年、ロバート・レッドフォード演じる映画「華麗なるギャツビー」における男性出演者の衣装をセレクトしたのは、ラルフ・ローレンさんであるのはあまりに有名だ。その後の1977年に、ウッディ・アレンが映画「アニーホール」で着用していたのもラルフ ローレンのものとなる。
英国トラディショナルの気品ある装いをベースとしながら、モダンで寛いだ雰囲気を感じさせるのがラルフ ローレンの魅力である。カシミアやツイードのテーラードがある一方で、カウボーイスタイルも取り入れる幅広さがラルフ ローレンが愛される理由でもある。つまり、誰もが好きなアイテムや着こなしが見つけられる、ということだ。
右・女性用1万7600円、左・男性用1万4300円／ともにポロ ラルフ ローレン（ラルフ ローレン）現在、ポロシャツのコレクションは幅広いが、最もベーシックなものが「アイコニック メッシュ ポロ」である。説明不要、誰もが着たことのあるあのシャツだ。ただし、従来のフィットに加え、スリムなものも展開しているし、もちろんカラーバリエーションも豊富ゆえ、どれを選ぶかがいつも悩ましい。銀座に期間限定でコンセプトストアが出来たので、足を運んでみることをおすすめしたい。
ラルフ ローレン 銀座／東京都中央区銀座二丁目6番3号また、そこで見つけたもうひとつのアイコニックなアイテム、ラグビーシャツも注目に値する。ラルフ ローレンは当初、社名をラグビーカンパニーと付けようとしたほど（すでにこの社名は登録されていて叶わなかった）、この英国発祥のスポーツを気に入っている。それだけに、クォリティーがいい。つまり、長く愛せるということだ。もちろん、ポロシャツ同様にカラーバリエーションはたくさんあるから、いろいろ楽しめる。
左・女性用3万3000円、右・男性用1万9800円／ともにポロ ラルフ ローレン（ラルフ ローレン）ポロプレイヤーのロゴは女性用シャツから始まった。だから、ラルフ ローレンはメンズだけでなく、レディスのアイテムにも力を入れている。つまり、何がいいたいかというと、男女で同じアイテムを着こなしてみてはどうか、と提案したいのだ。カラーはそれぞれの好みで。ファッションは、ひとりよりふたりで楽しんだ方が、より楽しい。
Photo：Ryouichi Onda
Styling：Takahiro Takashio
Text：Takashi Ogiyama
ラルフ ローレン☎️0120-3274-20
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