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スバルの新型レガシィアウトバック。日本国内発売前の大予想!【期待大】

安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

スバルの新型レガシィアウトバックがワールドプレミアされたのは2年前(2019年4月)のこと。既に北米市場では発売開始(2019年7月~)となっているが、日本ではまだの状況だ。

しかしながら、2021年内にも国内投入されるのでは、という情報も出てきており、期待に胸を膨らませている。では、国内向けのレガシィアウトバックは、どういった姿で登場するのか。北米のレガシィアウトバックをもとに、予想してみよう。

 

■強くキープコンセプトしたデザイン

北米の新型レガシィアウトバックは、先代のデザインを強く引き継ぎ、細部をブラシュアップしたスタイリングで登場している。横に並べて比べないと見分けられないほどだ。

2019年7月より発売開始されている北米のレガシィアウトバック。現在は2022モデルが発売中

ワゴンボディをベースに、ワイドフェンダーを付けて大径タイヤを履かせた独特のスタイリングのレガシィアウトバック。実は、このような「リフトワゴン」は、北米で非常に人気が高い。カーゴスペースも十分あり、SUVとは違った走りの素性の良さがあり、野山を駆け巡るようなハードな走りとまではいかないまでも、オンもオフもきちんと走りたいとなれば、北米では、まずこのアウトバックが頭によぎるそうだ。

生産終了となった日本版レガシィアウトバック

ボディサイズは、4860×1855×1680(全長×全幅×全高)mm、先代に対しては40mm長く、15mm幅広く、20mm高くと、やや大きくなった。ちょうど、フォレスター(4640×1815×1730)と、北米アセント(4998×1930×1819)の間くらいの全長全幅で背が低い、というサイズ感だ。

2020年10月に日本デビューした2代目となる現行レヴォーグ。ボディサイズは4755×1795×1500(全長×全幅×全高)mm、エンジンは1.8L水平対向4気筒ボクサーターボエンジン(177ps/300Nm)

またボディには、新型レヴォーグでもお馴染みの、フルインナーフレーム構造が採用されており、車体剛性感を高める構造用接着剤の範囲拡大や、高張力鋼板の拡大採用など、質感の高い走りを実現しているという。静かで上質な乗り味は、高い安心感と疲れにくさが得られるはずだ。

 

■日本版にはアイサイトX搭載か

強くキープコンセプトとなったエクステリアとは違い、インテリアは大幅に進化をしており、最新のデジタル化が織り込まれている。まず目を惹くのがセンターコンソール中央にある縦型ディスプレイ(11.6インチサイズ)だ。現行レヴォーグでも搭載されているものと同じなので、見覚えがある方もおられるだろう。先進運転支援ももちろん搭載しているが、現時点、北米版アウトバックには、アイサイトXは投入されていないようだ。

目を惹くのがセンターコンソール中央にある縦型ディスプレイ(11.6インチサイズ)

現行レヴォーグでも、アイサイトXは、約40万円のグレード標準採用で、非搭載車には通常のアイサイトVer3となる(これでも十分に性能が高い)。おそらく、日本向けのレガシィアウトバックでは、レヴォーグと同様に、アイサイトXがグレード設定されるだろう。

 上質感の漂うインテリア。サイドウィンドウの面積も広い。またカーゴエリアを多くとっても、後席エスペースは広く、後席では快適な移動ができるはず

 

■パワートレインは現時点2種類

現在、北米スバルのホームページ上で確認ができたパワートレインは2種類、2.5リッター水平対向4気筒エンジン(最大出力181ps/最大トルク238Nm)と、ハイパワーな2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジン(最大出力260ps/最大トルク375Nm)だ。どちらもトランスミッションはリニアトロニック(CVT)との組み合わせで、後者の2.4リッターボクサーターボは、上級グレードの「OnyxエディションXT」、「リミテッドXT」、および「Wilderness」のみとなる。もちろん全車が四輪駆動だ。

2021年3月に北米にて発表した「Wilderness」。ハードな走りに耐えられるよう、最低地上高を9.5インチ(約24cm)まで上げている、前後バンパーも専用設計、フロントにはスキッドプレートが備わる

北米のレガシィアウトバックで注目なのが、2021年3月に追加された「Wilderness」だ。Wildernessの直訳は「荒野」。ハードな走りに耐えられるよう、最低地上高を9.5インチ(約24cm)まで上げ、前後バンパーも専用設計、フロントアンダーにはスキッドプレートも備わる。さらには、専用サスペンションによってストロークも拡大し、オールテレーンタイヤを装着する。この如何にもオフロードも走りそうな「いでたち」が、いま北米で大人気だという。

 専用サスペンションによってストロークも拡大した足回り。オールテレーンタイヤを装着する

 

■将来的にはストロングハイブリッドも?

気になるのは、パワートレインだ。ボクサーエンジン+シンメトリカルAWDはスバルのアイデンティティであり、今後も続けていくものだろうが、弱点とされている燃費性能の改善方策が立っていない。マイルドハイブリッドのe-BOXERでは不十分であり、そろそろストロングハイブリッドの姿が見えてきてもいいのでは、と感じる。

実は、2020年1月に開催されたスバル技術ミーティングにて、スバルの将来的なパワートレインは、新世代1.8リーンターボエンジン(レヴォーグ搭載のCB18型)のさらなる高効率化、ハイブリッドシステム導入、そしてEVの3本柱となっている。ハイブリッドシステムは、マイルドはe-BOXER、ストロングとプラグインは、おそらくトヨタのTHSの流用で、EVはトヨタと共同開発の「ソルテラ」が相当であろう。

2020年1月に開催されたスバル技術ミーティング資料より。将来的なパワートレインは、新世代の1.8リーンターボエンジンCB18のさらなる効率化、ハイブリッドシステムの導入(マイルド、ストロング、プラグインはTHS流用と予測)、そしてBEVの3本柱となっている

この技術ミーティングの資料を信じれば、2023年頃にはストロングハイブリッドのパワートレインが登場するはずだ。そして、主力車種であるアウトバック、クロストレック(インプレッサSPORT)、アセントなどに順次採用していく、というシナリオになるのではないだろうか。

2021年も半分を過ぎて残り5カ月となるが、先日の新型BRZに続き、、新型WRX、そして、新型レガシィアウトバックと、スバルには、立て続けに新モデルが登場する予定となっている。後回しになっていた日本市場に、スバルの勢いが戻ってくることは、ファンにとっては、非常に喜ばしいことだ。今後もスバルの活躍からは目が離せない。

スバルレガシィアウトバックの公式サイトはこちら

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:SUBARU
Edit:Takashi Ogiyama

吉川賢一ポートレート吉川賢一(自動車ジャーナリスト)1979年生まれ。元自動車メーカーの開発エンジニアの経歴を持つ。カーライフの楽しさを広げる発信を心掛けています。


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