FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FOOD アラサー女子の居酒屋

奥多摩の「澤乃井(小澤酒造)」で女子旅。東京の自然と日本酒を味わう。

マネージメント事務所勤務のアラサー女子です。働くことが好きです。ウーロンハイ+焼き鳥、それにおじさまはもっと好きです。プライベートはストレートにうまくいかず、数年前に結婚目前の彼と別れました(爆)。ふと人恋しくなった時に元気をもらえるのがBS-TBSの『吉田類の酒場放浪記』。この番組をみると、「嗚呼、私の選択は間違ってなくて、きっと人生はたまたまの繰り返しだから、このまま放浪を続ければ明日はきっと良い事が起きるかもしれない」としみじみと思うのです。いつか吉田類さんと杯をあわせられたら……。そんな私が、昭和な居酒屋とそこで出会ったおじさまをご紹介。どこかでみかけたら乾杯しましょ♡

人混みを避け、休日を楽しみたい! というわけで、都内から約1時間半、電車を乗り継ぎ、降り立ったJR青梅線「沢井駅」。JR青梅線は東京アドベンチャーラインとみずからうたう通り、単線型ホームの無人駅は、東京にいながら、なんだか冒険心をくすぐります。

まず最初の冒険は、都内で10ある酒蔵のなかのひとつ、「澤乃井(小澤酒造)」へ! 小澤酒造周辺には酒蔵だけでなく、多摩川のほとりの庭園での一杯が楽しめる「澤乃井園」や「きき酒処」、「食事処」や「美術館」があり、お酒と奥多摩の自然や文化にふれあえる、ノンベエさんにはたまらない楽園のような場所です。

駅下車すぐに施設案内の看板が、目の前に現れるので迷うことなくワクワクしながら、道なりに進みます。

こちらの建物がまず目の前に現れたら、お目当ての場所はもうすぐ。奥には売店や軽食コーナーがあり、一休みできるスポットがあります。自然が気持ちが良いので、さっそくふらり散策します〜。

久しぶりにお散歩をして、ちょっとヘトヘト。でも、都心では味わえない爽快感があります。まずは腹ごしらえに、お豆腐・湯葉が美味しいと有名な、 食事処「豆らく」でランチを頂きます。こちらも小澤酒造さんが運営されています。

中に入ると、とても広々としていて、キレイな店内です。アラフィフ世代のご夫婦方がたくさんいらっしゃいました。仲良く気分転換に自然の中でのんびりデート、良いですね♡

そんな中私は、お店で一番人気の「おぼろ豆腐膳(1550円)」を注文。おぼろ豆腐に出し汁あんかけをかけて頂きます。

ランチの後は、再び自然を散策。橋を渡る途中には、多摩川の絶景が!! とても気持ちが良いお天気です。

食事処「豆らく」で「かんざし美術館」の割引チケットを頂けたので、ふらりと向かいます。お食事処から約10分程度で到着するのですが、息切れしつつ森林浴をしながら、ひたすら坂道を登ります。

大きな簪(かんざし)が目を引く美術館の外観です。「櫛かんざし美術館」は故・岡崎智予さんの40年にわたるコレクションをもとに展示を開始され、所蔵品は約4000点となり、髪かざりのほかに、当時の女性風俗を偲ぶ衣装、身装品、生活用品も幅広く展示されています。

かんざし美術館の展示も拝見したので、そろそろ澤乃井ガーデンに戻ります。たくさん歩いたので、少し小腹が減りました。

澤乃井ガーデンでのお食事は、食券を買って注文するスタイルです。大豆でつくった珍味という不思議な「畑のお肉(320円)」、数量限定「揚げ豆(250円)」、冷やし「あま酒(200円)」を注文しました。

ガーデンのテラスでまったりといただく豆腐たち。あま酒との相性もなかなか乙なものです。

売店には、澤乃井ブランドの日本酒がたくさん販売されています。今すぐ呑みたい気持ちをおさえつつ、満喫していると、酒蔵見学のお時間になったので、さっそく歩いて向かいます!

澤乃井園から、駅の方面へ向かう途中に「澤乃井醸造元」があります。こちらの方が、今回取材を快くうけて頂いた、広報ご担当(プランニング&デザイン室)の吉崎さん(しんちゃん)です! もともと、居酒屋でお勤めだった経験を生かされ、レシピを公開されています。家飲みおすすめ日本酒×レシピのご紹介など、どれもとっても美味しそうです♡

さて、「澤乃井」は元禄15年(1702年)に酒造りを営むようになり、酒銘は「澤井」という地名にちなんで命名されたそうです。以来、約300年にわたって東京・奥多摩の地酒として親しまれています。水のキレイな環境の清流にいる証拠の「サワガニ」マークが澤乃井のトレードマークなのです!

蔵の入り口には、立派な神棚があります。こちらで社員の方々は毎朝一礼してから仕事を始めるのだそうです。酒つくりが始まる9月には、神社の神主さんに来て頂き、祈りを唱えられるのだとか。なんと醸造の神「松尾神社」のお札が飾られているのです。

さっそく中にお邪魔します。こちらは、創業当時からある「元禄蔵」と呼ばれる濾過作業が行われている貯蔵スペースです。ひんやりと気持ちい〜温度感。土蔵造りの蔵内は年間を通して安定した温度なので、日本酒を貯蔵するのに適しています。そして、ふんわ〜りあまい甘酒のような匂いがします。

こちらはとっても大きい日本酒が貯蔵されているタンクです。酒は百薬の長。酒飲みの一生分程の量くらいあるのだそうで! タンクにはなにやら謎の数字が書かれています。酒税の関係で1本1本きっちりとした容量管理が必要の為、上の数字はタンクの番号、下の数字は容量ℓが表記されているのだそうです。

続いては、精米方法や日本酒の出来るまでの過程、味わい別の特徴を、しんちゃんにわかりやすく教えて頂きました。

そして、終盤には澤乃井を造るふたつの湧き水のご紹介です。「蔵の井戸」と「山の井戸」どちらも、日本酒造りには有機物を含まないキレイな水はとても重要で、まさに奥多摩の自然からの贈り物だそうです。

見学の後に、通常は利き酒体験など出来るのですが現在お休み中のため、室内を拝見させて頂きました。酒つくりが始まる9月頃には、美味しくお酒が頂けることを祈りつつ。

お土産には、澤乃井特製おちょこを。これでクイっと売店で購入した「東京蔵人」を頂くの楽しみだな。

老舗酒場でおじさまと杯を交わせないご時世ですが、歴史ある蔵元でしんちゃんにご案内頂き、たくさんの自然に癒された奥多摩散歩でした。東京は奥が深い!

Photo&Text:Misaki Kobayashi
Edit:Takashi Ogiyama

小澤酒造
東京都青梅市沢井2-770
※酒蔵見学について(2021年6月1日更新)
新型コロナウイルスの影響により、酒蔵見学は当面の間休止中です。
再開につきましては、公式HPをご確認ください。
公式サイトはこちら
しんちゃん食堂
澤乃井公式 Instagram



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