飲食店でお酒が呑めなくなってから、おじさまと酒場でたわいもない会話をすることが出来なくなり……新しい生活リズムに慣れながらも、やはりストレス発散も時にはしたくなります。お酒がなんだか悪とされ、心の支えであり憩いの酒場放浪が出来ないこんな世の中、仕事終わりに一杯が懐かしい……。お酒はお店で呑めなくても、酒場という雰囲気にせめて私を酔わさせて!
という事で今回は、「言いたい事も言えないこんな世の中じゃPOISON!」という歌詞の思いを胸に、私のバイブルである青春漫画「GTO」の舞台、吉祥寺まで、リフレッシュをしにお散歩がてらやって参りました。
吉祥寺の呑みどころといえば、「いせや」ですね。同店は吉祥寺に3つあります。井の頭公園の入り口にある店舗はいつも行列ができていますね。「いせや」は、昭和3年(1928年)に精肉業者として創業、その後、焼き鳥屋とすき焼き屋を開店したという歴史をもちます。最初にできた「総本店」は老朽化のため改装。2008年6月からは旧店舗のイメージを踏襲した新店舗にて営業されています。
もくもくと、美味しい焼き鳥の煙が出ているのが、総本店の目印です。カウンターには焼き鳥が陳列されてあり、注文すると目の前で焼いて頂いた出来立てを食べることが出来ます。
カウンター席は、1席空ける様に席が設けてあります。おじさまと距離が遠いなあ……。アルコールは提供されていないので、ノンアルコールと焼き鳥でそれぞれの時間を楽しまれています。本当は酔っ払いながら、乾杯ノミニケーションお話ししたいのになあ(涙)。
私も、雰囲気だけでも味わいたいのでノンアルビールと、本日のお楽しみ品(日替わり)である茄子のはさみ揚げを注文。
続いて、名物である自家製シューマイも。サイズが大ぶりで食べごたえがあり、焼き鳥屋さんでありながら歴史ある精肉店直営の看板商品としてファンの方が多いのです。
ミックス焼き鳥 (ひなどり、レバー、鶏皮、タン)、焼きたてを頂ける幸せをかみしめます。
店頭には行列がてきており、テイクアウトのみのお客さんもお待ちの様子でした。わたしもテイクアウトと共にお家で1人乾杯するとしますか〜。
早速帰宅して、つくね! 甘いタレでジューシーなお味。
物足りなさがありますが、移り変わる時代の変化を噛み締めながら昭和な酒場とおじさまに思いを馳せて……。一度きりのグレイトな人生、縛られる事なく自由に楽しく生きていきたいです。
いせや総本店
東京都武蔵野市御殿山1-2-1
営業時間 緊急事態宣言における時短営業の要請に伴い4/25~5/31の間
11:30~20:00(LO19:30【アルコール類販売中止】)
定休日 火曜日
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
Photo&Text:Misaki Kobayashi
Edit:Takashi Ogiyama