FASHION ― COLUMN

ラルフローレン紺ブレの原型を両国で発見!

2021.1.10 2021.1.10
2021.1.10

まさかの両国。メンズショップの真骨頂。

 

初めまして。フリーでファッションエディターをやっている山下英介と申します。このたびLEON編集部員時代の鬼軍曹……違った、優しき大先輩の荻山さんのお誘いにより、FORZA STYLEで連載を持たせていただくことになりました。以後お見知り置きを。

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44年も生きていると洋服に対する考え方もだいぶ変わってくるもので、正直言って「トレンド」とか「モテる」とか、もうど~~~~~でもいいんですよね!

なおかつ、売れ線ばかりを揃えた個性のないショップにも、もう飽き飽き。なんつーか今の僕が求めているのは、店主の趣味がほとばしりまくった「濃厚」かつ「偏った」品揃えのお店。分かるヤツだけ分かればいいんです。

今や絶滅危惧種になってしまった、そんなショップ……いや「洋品店」を紹介させてくれるってんだから、FORZA STYLEも相当な"変態"ですなあ。それでは早速行ってみましょう!

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記念すべき第一回めにご紹介させていただくのは、下町両国のセレクトショップ「ナミキヤ」です。往年のメンズショップそのものって感じのディスプレイが泣かせますね。両国にセレクトショップがあるなんて意外ですが、実を言うとこちらは超老舗。

今はなき英国のビスポークシューメーカー「ヘンリー・マックスウェル」の既製靴をはじめとする、めちゃくちゃ高級志向&ハイブロウな品揃えで、かつては生地問屋や繊維メーカーが隆盛を誇っていた、このエリアの旦那衆を虜にしていたそうです。

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そして10年ほど前からは、現店主の中嶋博さんが跡を継ぎ、洋服も扱うセレクトショップという営業形態に進化して今に至ります。実は中嶋さんは業界歴50年を超える超ベテランで、アメリカやイギリスを代表する名門ブランドの輸入に長年携わった、セレクトショップ業界の生き字引的存在。

なんとそのキャリアのスタートは、リーバイス・ジャパンの前身である「リーバイ・ストラウス日本支社」なのだとか! そんなわけで「ナミキヤ」には、僕も知らないお宝が大量に眠っているのです。

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今や絶対に手に入らない「ヘンリー・マックスウェル」をはじめとするデッドストックや、顧客の放出品だというユーズドシューズはサイズさえ合えば絶対に購入しておきたいシロモノばかり。

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そして僕がお店に伺うたびに興奮してしまう〝聖域〟が、欧米のトラディショナルな名品を取り揃えたコーナー。「ギットマンブラザーズ」のアメリカ製ボタンダウンシャツや「ウィリアム ロッキー」の英国製ニット、そして「ガイガー」のオーストリア製チロリアンジャケットなどなど、原産国にこだわった昔ながらの「洋品」ばかりなのですが、このへんはデッドストック品も多いので早い者勝ち!

ちなみに僕は10年ほど前に「ナミキヤ」と出会ったのですが、「コーギー」や「ジョン・スメドレー」「ファンニ・レマメイヤー」といった有名どころのニットはあらかた掘り尽くしてしまい、今は残っていません! だからホント言うと、このお店は紹介したくなかったんだよな~。

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「ウェッジ&ウッド」というブランド(中嶋さん曰く「アッシャーの別ブランド」とのことですが、どちらも聞いたことがない……)の2タックコーデュロイパンツを掘りまくる荻山さんを尻目に、本日僕が目をつけたのは、デッドストックのアメリカ製テーラードジャケットを並べたラックでした。

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「ブルックスブラザーズ」の縫製を担っていたことで知られる「サウスウィック」が操業を停止してしまった今、アメリカで既製のテーラードジャケットを縫える工場はほぼ皆無。ブランド名(特に「ブラノッチ」)といい、タグのデザイン(特に「ブラノッチ」)といい、ぱっと見どう考えてもビミョーですが、実はめちゃくちゃ貴重なのです!  

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特に僕が最近収集している老舗ブランド「ウィリス&ガイガー」は、ハンティングやミリタリーに由来した凝りまくったデザインで、現在では再現不可能なシロモノばかり。見つけたら即入手すべきですが、僕が買うタマがなくなるから、やっぱり買わないでいただきたい!

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ドーパミン放出しまくりでお見苦しい限りの試着タイムを経て僕が本日購入したのは、「カントリーブリッチェス」のネイビーブレザーでした。こちらは今でこそ無名、というか既に存在しないブランドですが、その出自はホンモノ。

ラルフ・ローレンさんが創業時にものづくりを任せていた、サル・セザラーニというデザイナーが独立して立ち上げたブランドです。1980年代は、日本でも多くのセレクトショップが取り扱っていたのだとか。

こちらのなにがすごいかというと、やや広めの肩幅、襟の角度、深めのVゾーン、低めの絞り、やや短めの着丈などなど、1970年代後半~80年代前半にかけての「ポロ ラルフ ローレン」のブレザーそのものなんです! 昔のラルフ・ローレンさんもこういうのずっと着てたな~。

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東スポ的に表現するならば〝小生の愚息も昇天〟! というわけで我慢しきれず購入に至ってしまいましたが、服好きの欲望には終わりがありません。

なぜならこのブレザーと同じ〝時代感〟のアイテムを合わせなければ、着こなしが完成しないから……。ボタンダウンシャツは襟が長めのほうがいいし、パンツの裾幅はもっと太いほうがいい。欲を言えばちょっぴりフレア気味のシルエットなら最高だよな~。というわけで、次回も変態仲間の皆様に喜んでいただける洋品をご紹介しますので、ご期待ください!

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ナミキヤ
東京都墨田区両国4-32-20
03-3631-3046
営業時間はお店までお問い合わせください。
定休日:日曜日

Text:Eisuke Yamashita
​Video:Yoshihide Shoshima

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