シングルで 飾りのないライダースは着やすいんですが、思わぬ盲点が…
さて、193回目も「カリブロ(CALIBRO)」のライダース。前回はダブルの黒でしたが、今回はシングルのボルドーカラーです。
買ってはみたものの 照れ臭くて黒のダブルを着なくなる可能性もあったので…、保険的な意味も込めて、じつはコチラも清水ダイブしておきました。
シングルのライダースなら、フロントがシンプルで削ぎ落とされたデザインですし、黒じゃない分 ギラつきもないので、気負うことなく着ることができそうだなって。
フロントジップを開けて羽織れば、ハードなエッセンスも どこへやら。
重複になりますが、イタリア・フィレンツェ発のレザーブランド、カリブロは、ヨーロッパの一流メゾンからのOEM(生産委託)を受けてるだけあって、こなしが絶妙。
ライダースが持つエッセンスを失うことなく、品があって高品質なアイテムを見事に作り上げており、メゾンから信頼を得る折り紙付きの技術を持っているのに、価格もそこまで高額じゃない。
そして、ここが自分の琴線に触れた一番のポイントなんですが、日本での取り扱いが少ないため認知度が低く、着ていても周りとカブる確率が低い! やっぱりパッと見でドコのブランドの服着てるか分かるのは 恥ずかしいですから。
襟のスナップボタンもくるみボタンで目立たせてないし、ジップがシルバーではなく、ほんのりピンクゴールドがかってるくらい。ほんの少しだけ色気をアピールしてるんですが、言われないと分からないぐらいの微妙な匙加減も丁度えぇ。
ただ、1点だけ気になったのは、袖にジップがないので 脱ぐとき若干手間取りるところ…。とくに僕は手がデカいので。
まぁ そんなに慌てて脱ぐことはないんですが、女性とレストラン行ってアウターを預かって頂く際に まごついてしまうと至極ダサい……。
それと、12月いっぱいはコレ着て、ニット帽なんかカブって ブーツ履いてた日にゃ、サンタっぽくなってしまう。さすがにフワッフワの白いマフラーなんかは持ってないので そこまで寄せてる感はありませんが、12月に赤っぽいアウターは気を付けないとな。
傍に女性連れて そのコがショッピングバッグ持ってたりしたら、「あいつ、サンタ気取ってプレゼントあげてるよ」なんて思われちゃいますからね。
Photo:Shimpei Suzuki(Item)
Edit:Ryutaro Yanaka