【惜しいよオトコその41】そのダウン、ハデすぎませんか? 実は結構汚れていませんか? ダウン・デ・ノックダウン氏
寒〜い季節、軽くて暖かなダウンジャケットは毎日手放せませんよね。今週お届けするのは、そんなダウンが惜しい40オトコ、ダウン・デ・ノックダウン氏でございます。
都内では黒系のダウンャケットが圧倒的に多いですよね。その中でも人目を引くのが、生地に光沢のある黒いダウンの方。ピカピカに輝いていますが、デザインのせいでしょうか? 黒いゴミ袋が歩いているように見えてびっくりしたこともありました。
赤など原色系のダウンは、スキー場などのアウトドアシーンでは目立って良さそうですが、都会ですと目立ちすぎかもしれません。先日すれ違った赤いダウンの方は、近くで見るとダウンが全体に薄汚れていて、美味しくなさそうな赤身肉のようでした……。残念!
フレッシュに見せるには、アイボリーや白など明るい色がおすすめ。レフ板効果で顔色が明るく見えます。とくに白いダウンは、マシュマロを連想させて、甘くて幸せな気持ちにさせてくれます。ただし要注意なのはベージュのダウン。色合いによっては肉襦袢のように見えてしまうことがあるんです(私だけ?)。
襟周りにボリュームのあるモードなダウンジャケットも流行っていますよね。こういったダウンを堂々と着こなす方、個人的には大好きです。たまーにいらっしゃる、むちうちの首コルセットのようになって苦しそうに見える方や、飛行機の首枕を装着したまま街を歩いているように感じられる方は、もしかすると寒さで猫背気味になっているのかもしれません。背筋をシャンと伸ばすことをオススメいたします。
いろんなものを連想させる魔法のダウン。ところで、飛び出た羽毛を見ると引っ張りたくなりませんか? 昔、友人のダウンジャケットから飛び出た羽毛を引っ張ってひどく怒られました。普段は温厚な人なのに「やめろ!一つ抜くと続けていっぱい羽毛が出てくるんだ!!」と……。それからは、人のダウンジャケットから飛び出た羽毛には触らないようにしています。
袖口の汚れが目立ちやすい明るい色のダウンは、着用前に手首までしっかり石鹸で手を洗うと汚れ防止になります。また、タバコや焼肉など、パンチのあるにおいが付いてしまうとなかなかとれないので要注意です。ニオイが付かないように注意する、消臭スプレーを使用する、浴室にかけておくなど、自分なりのお手入れ方法を見つけて大切に長く着て欲しいですね。
理想の男性は、汚れやニオイが落ちなくなったら、新しいダウンジャケットを買える人。体を温めてくれるダウンは他のアイテムよりも愛着がわいて手放すのが辛いですけど、きれいな袋にいれて「今までありがとう」と、さよならできる人に気絶です♡
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
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平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com