CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

車版!人生が楽しくなる幸せの法則とは!?

2019.7.17 2019.7.17
2019.7.17
説明しよう!妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

クルマ版“ちょうどいいブス”は存在するのか?

昨年末のハナシになりますが、ドラマ『ちょうどいいブスのススメ』が制作発表直後から炎上。大問題に発展しタイトルを『人生が楽しくなる幸せの法則』と改名せざるを得ない窮地に追い込まれました。

原作はお笑いオンナ芸人さんのエッセイでタイトルもそのまんま。内容をザックリまとめると、自己分析をして自分なりのモテのテクニックを磨きましょう!というモノですが、タイトルがタイトルなだけに、池に落ちたイヌ状態となってしまいました。

不謹慎かもしれませんが、ワタシはなんでこの程度で炎上するの? でございます。かつて、日本最高学府の女子大生のエスコート付きツアーが不謹慎のそしりを受け中止されたことがありました。しかしその一方で、マッチョマンのエスコート&お姫様抱っこ付きバスツアーが大人気と地上波で取り上げられていました。なんと不平等な!

一般的に『ブス』という言葉は女性に対し用いられることが多いと思います。語源を調べると漢字で『附子』と書くらしく、トリカブトの球根を指すそうです。で、この球根、薬効成分がある一方で猛毒を含みます(昔、世間を騒がす大事件がありました)。

で、ふと思うのが男性に使える『ブス』の同義語です。調べてみると、コレがどうもピンとこないというかゴロがわるいというか、『ブサイク』あるいは『ブサメン』と出ました。二文字にしたいところですが、『ブサイク』では男女共用となりますので、以下『ブサメン』でこの先を進行したいと思います。

ハナシを少し戻すと、『ブス』だけでも地雷なのに、『ちょうどいい』が組み合わさったから火にアブラ状態になったと分析します。きっとザケンナヨ状態でありましょう。「キミってちょうどいいブスなんだよ大好き! 」とは言えませんよね。

しかし、冷静に考えてみましょう。もしもヨメあるいはカノジョが誰もが心ときめく美人さんだったらどうでしょうか。一時、連れて歩くならヨシとしても、この夢がいつまで続くのか? と思えば猜疑心さえ過ります。イケメンに置き換えてもまたしかり。

つまり『ちょうどいいブス&ブサメン』とは安心・安全な心穏やかな現実といえるのではないでしょうか。イケメンのモテ社長がダンナでは本妻であることが心の拠り所でありましょうし、そもそも女性は男性の3倍おしゃべりしないと落ち着かない=異星人(宇宙人)ですし、ましてやナイスバディな清楚系美人がヨメならウカウカ外出もできません。

原作テーマはさておき、『ちょうどいいブス&ブサメン』をタイトルに、クルマで妄想してみましょう。『ちょうどいい』とはリアルに手が届きそうな価格であり、『ブス&ブサメン』とは、路上駐車しても10円パンチ(イタズラ)されない=嫉妬されないレベルを指します。

それではまず、輸入車プレミアムブランドNo.1のメルセデスから。

Mercedes-Benz EQC Edition 1886
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世の中にはメルセデスというだけで未だ嫉妬する方もいらっしゃるようですが、そんなのは世間知らずということで論外といたします。で、ラインナップを見回してみると、Aから始まるプレミアムコンパクトでさえ現実は450万円というご予算。しかし、世間様が羨むほど格上とも思えません。よってオススメ。

また、価格帯は1000万円クラスとなりますが、最新BEVのメルセデス・ベンツEQCもランクイン。デザイン的にもコンセプトカーほど先進性が感じられず、町中で見かけても振り向くほどキャラ立ちしていない良妻賢母でございます。

BMW 630i Gran Turismo
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ライバルBMWもいっときます。まず1シリーズ。エントリーモデルで手頃なのですが、どうにもデザインにクールさが欠落気味。期待するイメージとは似ても似つかない異母兄弟であります。それは次期型も同様。BMW大好きなワタシから見れば個人的に許しがたいレベル。

その他、モデル末期ながら3シリーズ・グランツーリスモ、5シリーズ顔な6シリーズ・グランツーリスモも候補とさせていただきます。他人に自慢できるほどキャッチーではありませんが、走りも実用性もバランスの良いモデルです。ちなみに2シリーズのアクティブツアラーとグランツアラーは今回のテーマに該当しません。イケてるMPVと考えます。

ちょっと難儀しちゃうのが最近のアウディです。クルマの出来は申し分ナシとしますが、素直に欲しいと思わせるモデルが希薄です……というか、デザイン傾向が似ていることもあって、大変魅力的な最新クーペSUVのQ8さえ暗黒面に吸い込まれそうです。

Audi R8 Coupe V10
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アウディのなかから強いてあげるなら人身御供でスーパースポーツのR8でしょうか。モータースポーツで大活躍ですが、イメージリーダーになり得ない延命デザインがイタい感じ。将来的にその座をe-tronGTに明け渡すのでしょうか?

残るドイツブランドはVWですが、このブランドはポジション的に全車該当します。よって、お好きなモデルをどうぞ!

イギリス車で多数ラインナップを抱える唯一のブランドがジャガーです。クルマの魅力を考慮するともう少し売れてもいいと感じるので皆さんの評価はいかがでしょうか。

Jaguar XF 300 SPORT
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そんなジャガーのなかで該当するのはエントリーセダンのXEとミドルレンジを担うXFです。価格レンジはXEが529万円、XFが624万円からとなりますが、シロウト目にはどちらが松か竹か、そのポジションがわかりません。

世界的には新世代ジャガーとしてソコソコ成功しているものの、日本での存在感は希薄です。年内には発表されるフラッグシップのXJ以降、どのような進化を見せるか期待より不安が大きいジャガーですが、現行型両車の魅力はそのインテリア。誇らしげなエンブレム同様、ガレージに納めれば満足度は高いと思います。

カテゴリーは一気に飛んで、裕福な方のためにスーパースポーツもいっときましょう。今回のテーマから脱線するかも知れませんが、個人的に解せないのがフェラーリ812スーパーファストです。

Ferrari 812 Superfast
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コレが先進デザインといわれればそれまでですし、800psの12気筒で812という解釈は伝統を踏襲するのですが、歴代12気筒ベルリネッタのなかでは異色のデザインであり、中年のワタシにはハッチバックにしか見えません。かつてワタシが乗っていた412の方が100倍カッコいい(遅いけどね)。

乗り出し価格はどう計算しても4000万円オーバー。ワタシなら客層が悪いとメーカーさえ嘆くカッコいいV8ミドシップを買うか、512TRやF355、ラストキャブレター車の308系を買って後世に残します。ちなみにランボルギーニ、マセラティ、アルファロメオは相応に固有の魅力があり現状では該当車ナシとします。

Lexus LX570
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我らが日の丸ブランドのレクサスも斬っておきましょう。一番レクサスらしからぬモデル、それは最上級SUVのLX570です。ベースモデルはランドクルーザーですから、ラグジュアリーな仕立ては申し分ないものの、コレほどスピンドルグリルが似合わないモデルはファミリー随一。モデルチェンジはいつかな~?

さて、残るはプジョー、シトロエン、DS、ルノーといったフランス勢。じつはこのなかに今回のテーマである『ちょうどいいブス&ブサメン』の大本命車があります。スペースも残り少ないので発表しちゃいます。大賞は「シトロエンC3」です!

Citroen C3
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デザインはまさにブサカワ。誰もが好きになるルックスではありませんが、クロスオーバーなパッケージは日本全国どこへ行っても不自由しません。現車は意外と背が高く、車幅もワイド。クラス的にはコンパクトでも頼りがいもあります。

見る人によっては少々キテレツに感じるかも知れませんが、エントリー価格222万円とお手頃にもかかわらず、外観も内観もまさに個性的なデザインで愛着が湧くキャラクター。実際にお付き合いしてみないと、その魅力の半分もわからないクルマでしょうスバラシイ!

というワケで、『ちょうどいいブス&ブサメン』なクルマ選びは意外と奥が深いのでした。

Text:Seiichi Norishige

プジョー・シトロエン・ジャポン
0120-55-4106(シトロエン コール)

■New Citroën C3 TV Commercial - 2019 - Inspired by Lucas, Judoka
 

 

Author profile

教重 誠一
教重 誠一
Seiichi Norishige

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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