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干場の気絶ブログ「スーツの原点」

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軽くて柔らかいイタリアンスタイルが、この十数年注目されて来ましたが、そもそもメンズファッションの聖地と言えば英国、イギリス。スーツのルールやマナー、しきたりを作ったのもイギリスです。そして、日本語のスーツのことを指す背広(せびろ)の語源は、ロンドンにあるサブィル・ローが変化したものと言われています。

スーツもそうですが、ファッションの原点はオーダーです。今のように大量生産出来る技術や背景が無かったので、王室や貴族たちのために、職人たちがひと針ひと針、手間暇かけて洋服を縫っていました。そして、やがて産業革命や技術革新と共に庶民の間に広がって行きました。

イギリスの王室や貴族たちがヨーロッパ各国に旅をし、その国の気候にあったスタイルをするようになり、旅先で職人たちを教育してスーツやジャケットを作らせたのです。だから、軽くて柔らかいイタリアのスーツは、イギリス人によって誕生したのです。

軽くて柔らかい素材で、芯地が極力少ない楽な着心地のイタリアのスーツに対し、イギリスのスーツは目の詰まったしっかりした素材で、軍服のようにキッチリ作られています。それは、両国の国民性が関係して来るのはもちろんですが、イタリアは温暖で雨が少ない地中海性気候、イギリスは温暖で雨が多い西岸海洋性気候。それぞれの気候の違いが、スーツにも表れていると言われています。

そんなスーツで扱われる生地は、天然繊維であるウールが一般的です。やはりモノづくりは原点を知ることが大切。ということで、昨年はイタリアのビエラに生地作りを取材しに行きました。

そして今年は、いよいよスーツのルールやマナー、しきたりを作ったイギリスの生地作りで有名なハダスフィールドを、高島屋のバイヤーや、日本を代表する御幸毛織の方々と一緒に取材します。お楽しみに!

それにしても良い天気。取材日和です。イタリアは37度あったのに、イギリスは17度。だから今日は大好きなグレースーツが気持ち良く着られます。

そして今日もモノトーン。やっぱりね❤️

あれ? 何の話をしてたんでしたっけ?(笑)

hoshiba



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