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君にクリースはあるか? アイロンも紳士の嗜みです!【赤峰流。】《トラウザーズ編》

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みなさん、こんにちは! 赤峰でございます。
せっかくのスーツも、トラウザーズにクリースがなくては台無しです。
「クリープを入れないコーヒーなんて」というCMが大昔にあったのですが、そう、「クリースのないトラウザーズなんて」です!
最近はエスカレーターなどに乗ると、全然クリースの入っていない後ろ姿のビジネスマンを、いっぱい見ます。非常に無様だなと感じます。アイロンくらい当ててくればいいのに、といつも思います。

ということで、今回はアイロンの当て方、お料理教室ならぬ「アイロン教室」をやらせていただきます。
この当て方は私の我流でございますけど、30年40年、長年やっております。
まず、トラウザーズと言えば、命はクリース(crease:折り目)です。

私の場合は、当て布は一切しない。霧吹きにいつもお世話になってます。アイロンは家庭用のものでけっこうです。
霧を吹いたら、いわゆる「かぶら」(ターンナップ)と呼ばれるダブルになっているところは、アイロンの下のほうを使って、ぐーっと押します。 
あんまりやると、当て布がないので焦がしますから、加減を見ながら。ぐーっと引っ張っていただくと、非常にきちっとクリースが入ってきます。

後ろ側も、同じです。下のほうは力をぐっと入れて押さえていただき、そこから引っ張りめでゆっくりとアイロンをかけていきます。

あとは、私の場合はほとんどワンタックのプリーツが入っておりますから、このタック部分も、クリースの上と下を合わせた状態にして、霧を吹いて、タックの中にアイロンの先がぐーっと中に入り込むような感じで。ぐーっと引っ張りながらアイロンをかけていただくと、クリースがピシーッと入ってまいります。

これが美しい形に仕上げる私なりの技でございます。

詳しくは動画で!

Video:Shingo TAKEDA
report:kroP

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■赤峰幸生(あかみね・ゆきお)
ファッションディレクター、服飾文化研究家
主宰を務めるデザインカンパニー「Incontro(インコントロ)」は、イタリア語で「出会い」の意。大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワーク、店舗運営などのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマに自作ブランド「Akamine Royal Line」を立ち上げ、パーソナルなスタイリング・アドバイスと注文服を仕立てるサービスを開始。その服作りを通じて、質実のある真の男のダンディズムを追求する。国内外の伝統文化を研究し、日本のトラディショナルが分かるファッション界の生き字引として、和魂洋装を体現しながら世界を舞台に活躍。2014年に社屋を神奈川県川崎市の自然に囲まれた立地に移転。「めだか荘」と命名して、企画の創造と発信、体感の場として活用している。1944年生まれ、東京都目黒区碑文谷出身。



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