WATCH ― ロック福田の腕時計特集

【素材はここまで進化した】気絶マテリアル3選

2019.2.26 2019.2.26
2019.2.26

各社がしのぎを削る新素材合戦。FORZAの注目はこの3モデル

機械式時計が生まれたのは遙か昔の13世紀ごろのこと。ですが、時計はいまだに進化を続けている。設計や制作技術、素材使いなど、あらゆるところが進化し新しくなっているのです。

で、それだから、時計選びも新しさが必要。今日的な新しい視点をもつことが大切なのです。

さて、そこで。いまの時計界の最新のキーワードと、そのキーワードの代表のモデルをご紹介。これを参考にすれば、きっと最先端の時計を手に入れ楽しむことができます。

【注目の新素材、3選】

いまの時計界の最重要キーワードのひとつが「新素材」。チタニウムやセラミックやカーボンファイバーなどの新素材をケースに使用するのが、いまの時計づくりの最先端になっているのです。

そしてその筆頭が、ここでご紹介する3ブランド。ウブロとリシャール・ミルとロジェ・デュブイです。

ウブロは1980年に創業。それまでダイバーズウォッチにしか用いられなかったラバーストラップをゴールドケースに組み合わせるという斬新な素材使いで世界的人気を獲得します。

そうして創業25周年の2005年に新ブランドコンセプト「The Art Of Fusion」(異なる素材やアイデアの融合)を宣言。多層構造ケースにより異なる素材を「Fusion」=「融合」させるなどで斬新な素材使いをより発展。さらに新素材の独自開発にも着手。その卓抜したセンスと技術により、時計界随一の「素材使いの名手」と呼び称されています。

リシャール・ミルは「時計のF1」をコンセプトに2001年にデビュー。F1マシンに使用される新素材や、航空宇宙産業で新開発された先端素材を駆使することで、強耐衝撃性能を備えたトゥールビヨンなど驚異的なモデルを次々と発表。

また、先端素材の使用により驚異的な超軽量を実現したのは、ことさら特筆すべきこと。それにより「軽さ」=「高級」という、これまでの時計界には存在しなかった新しい価値観を創出したのは、おそらく未来の時計史に刻まれることになるであろう、リシャール・ミルの偉大な功績です。

ロジェ・デュブイは2017年に惜しくも亡くなった天才時計師のロジェ・デュブイ氏が興したブランド。1995年の創業当初はクラシカルな作風であったのが徐々にデザイン性が高くなり、現在では大胆なスケルトンをアイコンとするなど、時計界でいちばんの個性派として知られています。

さらに2017年にはタイヤメーカーのピレリとのパートナーシップで、F1グランプリで優勝したマシンの履いたタイヤのラバーをストラップに使用したモデルを発表。スポーツカーメーカーのランボルギーニともパートナーシップを締結。ランボルギーニの開発したカーボンをケースに使用したモデルを発表するなど、素材使いでも時計界でいちばんの個性派となっています。

ここに挙げたのは、それら3ブランドのもっかの代表モデル。新素材の使用のほか、デザインやカラーリングの独創性の高さも大きな特徴で、そしてそれらによりウブロとリシャール・ミルとロジェ・デュブイは今日の時計界を牽引しているのです。

 

HUBLOT
ウブロ

ビッグ・バン ウニコ レッドマジック


自動巻き、セラミックケース、ケース径45mm、ラバーストラップ、10気圧防水。世界限定500本。278万円(ウブロ)

2018年のバーゼルワールドで発表されたセラミックケースの大話題モデル。最大の特徴は、世界で初めて鮮やかな赤のセラミックを実現したこと。素材を赤にする染料は熱に弱く、そのため高温焼成するセラミックでは、鮮やかな赤は不可能とされていた。それをウブロの研究開発部門が約4年の歳月をかけて実現。

また、新開発セラミックは従来のセラミックの1.25倍の硬度を備えるのも長所。という、まさに新素材が大きな見どころの作。ウブロの真骨頂であるスケルトンダイヤルから精緻な自社開発クロノグラフムーブメント「ウニコ」が覗くのも大きな魅力です。

【問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 03-5635-7055
http://www.hublot.com

 

RICHARD MILLE
リシャール・ミル

RM 53-01 トゥールビヨン パブロ・マクドナウ


手巻き、カーボンTPT®ケース、ケースサイズ44.5×49.94mm、ラバーストラップ。50m防水。世界限定30本。1億230万円(リシャールミルジャパン)

2018年に発表された、ポロ競技の世界的チャンピオンであるパブロ・マクドナウのシグネチャーモデルの第2弾。本来は脆弱な超複雑機構であるトゥールビヨンを激しいポロ競技に耐えられるようにした驚異的なモデルです。

ケースに超高硬度で超軽量の最先端素材「カーボンTPT®」を使用。さらに新開発のポリビニールフィルムを間に挟んだ特殊なサファイアクリスタル風防がポロのマレットによる強烈な打撃を受けても割れて飛散することなくムーブメントを保護。ムーブメントをケーブルで吊ったサスペンション構造も高い耐衝撃性を備える。という、まさしく驚異的な作なのです。

【問い合わせ】
リシャールミルジャパン 03-5511-1555
http://www.richardmille.jp/

 

ROGER DUBUIS
ロジェ・デュブイ

エクスカリバー アヴェンタドール s ブルー


手巻き、C-SMCカーボンケース、ケース径45mm、アルカンターラストラップ、5気圧防水。世界限定88本。2310万円(ロジェ・デュブイ)

2017年にランボルギーニ(ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ)とのパートナーシップを締結。そうして生まれた「エクスカリバー アヴェンタドール s」はランボルギーニのフラッグシップ「アヴェンタドール s」のV12エンジンをモチーフにしたブリッジや45度傾けV型に配置された2つのテンプが大きな特徴であった。

これはそのファーストモデルを進化させた2018年の新作。ケースをランボルギーニが開発した「C-SMCカーボン」にアップデイト。ストラップもランボルギーニの使用するアルカンターラにされている。鮮やかなブルーの色使いも洒脱で魅力的です。

【問い合わせ】
ロジェ・デュブイ 03-4461-8040
https://www.rogerdubuis.com/ja/

Text:Yutaka Fukuda

Author profile

福田 豊
福田 豊
Fukuda Yutaka

ライター、編集者。1959年東京生まれ。もともとは建築家であったが、ひょんなことから,出版界に移籍。

『エスクァイア日本版』広告営業、編集部の後、いまの稼業へ。『LEON』『MADURO』『ENGINE』『GQ』などの雑誌やwebで、ライフスタイル全般について執筆。Rockと猫が好き。
趣味は「除湿」と「靴磨き」。Instagram:fukuda1959でRock Tシャツの紹介などしてます。ブログ「今日も明日もロックンロール!」を執筆。

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