何をどう選ぶのか。ライフスタイルにヒントがある。
40代男性のクルマ選びに求められるのは、審美眼だけではありません。デザインの美しさもさることながら機能性、そして自分のライフスタイルに応じた1台であるかどうか。汲むべきポイントはたくさんあります。
ポルシェ、BMW、ジャガー、フェラーリ。世界に名車は数あれど、自分に合った一台を見つけることこそが、クルマ選びの愉悦です。今回はFORZAの読者に人気の車をまとめてご紹介。クルマ選びの参考にしてください。
目次
まずは総合ランキングをチェック
ランキング ~ジャンル別~
ランキング ~アメリカ車~
美しさと機能性の体現:ポルシェ 911
ファミリーで乗れる:ポルシェ カイエン
敏捷性に優れる:ジャガー
実用性と凶暴な走りを両立:フェラーリ
2人乗りしたい:ハーレー
悪路も走れる安定感:ボルボ
ラグジュアリーの極致:ベントレー
まずはコチラのランキングをチェック
今再燃している輸入車マーケット。昨年の輸入車新車登録台数で、メルセデスベンツがBMWを抜き去ったことをご存知でしたでしょうか? 以下のランキングをご覧になればわかる通り、昨年はメルセデスベンツの当たり年でした。アメ車のJeepも9位と奮闘。
1位:Mercedes-Benz 6万7386台(3.4%↑)
2位:BMW 5万0571台(9.4%↑)
3位:VW 4万7234台(13.8%↓)
4位:Audi 2万8502台(3.1%↓)
5位:MINI 2万4548台(16.4%↑)
6位:日産 1万8225台(14.3%↓)
7位:トヨタ 1万5877台(7.4%↑)
8位:VOLVO 1万4914台(8.2%↑)
9位:Jeep 9392台(31.7%↑)
10位:スズキ 9026台(205.7%↑)
さらにモデル別の販売台数を見てみると……
1位:MINI 2万4548台
2位:VWゴルフ 2万2802台
3位:Mercedes-Benz Cクラス 1万7760台
4位:BMW 3シリーズ 1万1947台
5位:VWポロ 1万0903台
6位:BMW 2シリーズ 9864台
7位:Mercedes-Benz CLA 8557台
8位:Audi A3シリーズ 8063台
9位:Mercedes-Benz Eクラス 7900台
10位:BMW 1シリーズ 7724台
MINIが大躍進。3ドアに5ドア、ステーションワゴンにクロスオーバーと機能性に優れたパフォーマンスが特徴。1988年以来トップに君臨していたVWゴルフを2位に転落させたことでも一気に注目を集めました。人気の多寡はメーカーの勢いを測るバロメーターであり、アフターフォローの余力をうかがうポイントでもあるのです。
ランキング ~ジャンル別~
モデル別の次はジャンル別のランキングも見てみましょう。もととなるデータはJAIA(日本自動車輸入組合)発表による輸入車新車登録台数です。
スーパーカー部門では
1位:フェラーリ 678台
2位:ランボルギーニ 382台
とぶっちぎりでフェラーリ。ポルシェ911の詳細データがないため数字では示せませんが、ブランド力・モデル数・生産規模を考えれば順当なランキングです。2016年はランボルギーニの生産台数3457台のうち約10分の1が日本向けでした。
ラグジュアリー部門は、メルセデス・ベンツSクラスとBMW7シリーズ、アウディA8は個別データが公表されていませんので、この3車種を除いたランキングとなります。
1位:ベントレー
2位:ロールス・ロイス
3位:アストン・マーティン
と、2000万円を下らないセレブ御用達のベントレーがトップを飾りました。さらに高級車の代名詞であるロールス・ロイスに、伝統ある英国車のアストン・マーティンがランクイン。若者の車離れが言われて久しい昨今、車の魅力を堪能できるのは大人の特権ですから。
ランキング ~アメリカ車~
昨今はトランプ大統領が対日自動車貿易を不公平と批判するなど、何かと話題に事欠かないアメ車市場。政治的課題は山積みではありますが、それでも魅力的なアメ車には憧れるアラフォーも多いはず。アメリカ車のランキングがコチラ。
1位:Jeep 9392台(7132台)
2位:フォード 2225台(4968台)
3位:キャデラック 635台(837台)
4位:シボレー 593台(825台)
5位:ダッジ 340台(296台)
6位:クライスラー 283台(466台)
7位:GMC 51台(50台)
8位:ハマー 12台(19台)
9位:ビュイック 10台(8台)
10位:ポンティアック 5台(18台)
先のランキングにおける輸入車販売台数で9位と奮闘したJeepを皮切りにアメ車の代名詞キャデラックなど、名門がズラリと並びます。
美しさと機能性の体現:ポルシェ911
【PR】形態は機能に従う~ 『ポルシェ911』の美しさを干場が紐解くポルシェの魅力。
FORZA編集長の干場も「いつか必ず手に入れたい車」と断言するスポーツカーの代名詞的存在であるポルシェ911。車を移動の手段とだけ考えればその選択肢は無数にあるというのに、なぜ私たちはこの車に憧れるのでしょうか。それは911に乗ることでしかもたらされない世界観と乗り心地を備えているから。その普遍的なデザインは世界屈指のテーラードによるグレースーツのようなものとは干場の弁。ポルシェ911、機能性とデザイン性が高次元で融合しているこの車には、まさに男の本能をかき立てるものがあります。
ファミリーで乗れる:ポルシェ カイエン
ポルシェには911のようなスポーツカーの代名詞的存在もあれば、SUVである「カイエン」のような車もあるんです。スポーツカーのイメージが強いポルシェがSUVなんて……という懐疑的な声もなんのその。アウトバーンもバリバリ飛ばせる超高性能の四輪駆動車の登場は、まさにポルシェの面目躍如といったところ。さらにカイエンのスモール版として作られた「マカン」は600万円台で購入可能。ファミリーで乗れて都市ユースも可能とくれば、世界中で売れるのも納得です。
敏捷性に優れる:ジャガー
そんなポルシェ・マカンのライバルとも目されるのが、ジャガー初登場のSUV。特色は、3種類のエンジンを搭載。ジャガーの技術力により100㎏以上の軽量に成功。力強く敏捷な走行を実現します。どこから見てもジャガーな意匠がファンには垂涎の品になること間違いなし。
実用性と凶暴な走りを両立:フェラーリ
九島辰也の CAR STYLE【GTC4ルッソ Tを試乗】40代向けフェラーリ 新キャラの実力とは?
スーパーカーでポルシェと並び立つ実力の跳ね馬といえばフェラーリ。今回3,40代向けとしてフェラーリ社が展開したのは「GTC4ルッソ T」。これまでのスポーツカーに比べ実用性が向上し、乗り心地も快適に。
さらに売りはV8エンジン。これがどのくらいのスペックかと言うと、最高出力は610馬力、最高速度は320km/hで0–100km/h加速はわずか3.5秒。力強い走りはさすがフェラーリといったところでしょう。
2人乗りしたい:ハーレー
バイクに詳しい方でなくとも、名前だけは知っているという人は多いのではないでしょうか。それがかの有名なハーレーダビッドソン。普通自動車免許(マニュアル)で乗れる車種があることをご存知でしょうか? それがこのトライグライドウルトラです。
運転方法はオートバイ同様でありながら安定性に優れており、オーディオやクルーズコントロールに豪華なタンデムシートといった車並みの純正装備が充実しています。二人乗りやツーリングに是非。
悪路も走れる安定感:ボルボ
【スウェーデンの雪路で試乗】ボルボV90がガチで欲しくなった理由とは?
アラフォー以上の年代なら、ボルボといえばステーションワゴンというのが定石ですよね。1997年の初代クロスカントリーから20周年ということで、注目を集めているのがV90クロスカントリー。スキッドガードなどが装備されオフロード色が強いこの車は、雪道や氷の張った道路などの悪路でも安定した走行が可能。まさに北欧生まれのブランドの真骨頂が詰まった一台です。
ラグジュアリーの極致:ベントレー
【PR】モータージャーナリスト九島辰也と 干場義雅編集長が思い描く ラグジュアリーの世界がベントレーにはある
ラグジュアリーなクルマの筆頭としてロールス・ロイスに並ぶ車といえばベントレー。2003年に2000年代のコンチネンタルGTの登場により、一気にマーケットが広がった感がありますが、ラグジュアリーカーのブランド力はそのまま。隅々に宿る繊細な職人技による意匠は酸いも甘いも噛み分けた大人の男が持つにふさわしい一台。自分が社会の中でどう見られているのか、どう見られたいのか――そんなトータルセルフプロデュースに応えてくれるのがベントレーというブランドです。
選択肢が豊富にあるということは、幸福でもあり、不幸でもあります。人生に幾度とはない「クルマ選びの恍惚と不安」。この記事を参考に噛みしめてください。
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