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ポルシェの小さいカイエンが
世界中でバカ売れの理由とは?

2015.6.1
2015.6.1

ポルシェなら初のコンパクトSUV、マカンが買い!!

FORZA STYLEの読者諸兄はイタリア派かもしれません。でも、イタリア人もこのブランドは大好きです。そう、フェラーリと同じ跳ね馬をシンボルとするポルシェです。

戦後、1948年にスポーツカーを細々と作り始めたポルシェは、今、創業以来の変革期を迎えています。2018年までに年産20万台を実現する。フォルクスワーゲン・グループの傘下にあるポルシェは「ストラテジー2018」と呼ばれるグループ全体の拡大戦略の下、猛烈な勢いで成長しています。2010年に10万台弱だった販売台数を、8年で倍にする野心的なプロジェクトを見事に成功しつつあるのです。しかもブランドの価値をまったく落とすことなく。凄い!

ポルシェの拡大成長路線は、アメリカの発明品ジープの現代版であるところの、いわゆるSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)の「カイエン」を発売した2002年をスタートと定めることができるでしょう。

それまで2ドアのスポーツカーしか持っていなかったポルシェにとって、背の高い5ドアの5人乗りステーションワゴンをつくることは大きな博打でした。「ファナティック(熱狂的)」と形容されるポルシェのファンは、圧倒的に優れた実用スポーツカーのみを作るメーカーとして、シュトゥットガルトの跳ね馬を崇拝してきました。レースでの数えきれない勝利こそ、ポルシェ神話の源泉でもありました。

そんなポルシェがスポーツカーとはほど遠い、都市生活者には必要のない4輪駆動車を売り出すというのです。美しき孤高の戦士ターザンがラーメン屋をはじめるようなもの(笑)。小津安二郎が語ったごとく、「豆腐屋に『カレー』だの『とんかつ』作れったって、うまいものができるはずがない」という懐疑派がカイエン以前には沢山いたのです。

ところが、カイエンは世界中で爆買いされました。アウトバーンをぶっ飛ばせる超高性能SUVを生み出すことで、世界中のポルシェびいきが納得し、新たなユーザー層を発掘したのです。

ポルシェとしては、1980年代に911を4WD化したスーパーカー、959を発表していましたから、実は技術的にもマーケティング的にも勝算があったわけです。

そのカイエンのスモール版としてつくられたのが「マカン」です。マカンとはインドネシア語で「虎」という意味です。マカンは2013年秋に正式発表となり、たちまち世界中で大ヒット、14年には4万5000台が販売されました。ポルシェの年間販売台数は19万台近くとなり、2018年を待たず、本年にも「ストラテジー2018」を達成するでしょう。

日本市場では翌14年2月から受注が始まりました。高級車は高いモデルから発売するのが常道で、のちに普及版が加わり、もっと高性能版が加わり……ということを繰り返します。ネバーエンディング・ストーリーです。

15年現在のラインアップは、アッと驚く400psの「マカン・ターボ」、1028万円を頂点に、340psの「マカンS」、744万円、237psの「マカン」、639万円の3種類。ターボとSは3ℓV6エンジン+7速オートマティック。素のマカンは2ℓ直4ターボ+7速ATです。600万円台でファミリーカーとして使えるポルシェが買える。しかも、都会で日常使うのにピッタリのサイズです。トランプのジョーカーに等しい万能カー、それがマカンなのです。

道を切り開いたカイエンは弟分のマカンが誕生したこともあって、今や一番安いモデルでも860万円弱になっています。ポルシェは次にカイエンのクーペ版を考慮中と噂されます。

価値を高めつつ、いかに台数を増やすか。まして、スポーツカーづくりは手を抜いたらアッという間に埋没する厳しい世界です。アスリートが練習をサボってはいけないのと同じです。芸道にもファッションにも通じます。そういう世界でポルシェは結果を出してきた。だからこそ尊敬されるのです。

Text:Naoki Imao

(写真/左から)
マカン・シリーズの中間モデルたる「マカンS」。3リッターV6ツインターボを縦置きするフルタイム4WDです。外観は、まさにちょっと小さなカイエンです。

全長4680×全幅1925×全高1625㎜、ホイールベース2805㎜というサイズは、兄貴分のカイエンより、ホイールベースで90㎜、全長で175㎜短い。お尻がポルシェです。

最上級モデル「マカン・ターボ」のゴージャスな運転席まわり。カイエン、911等とあえて共通のイメージにすることにより、ブランドの訴求感を高める。

「マカンS」の最高速は254㎞/h、0-100㎞/h加速は5.4秒! 中間モデルでさえ、2座スポーツカーのボクスターより速い。まさにSUVのスポーツカーです。

【問い合わせ】
ポルシェ ジャパン
http://www.porsche.com/japan/jp/

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