CAR ― 九島辰也の CAR STYLE

九島辰也の CAR STYLE

【GTC4ルッソ Tを試乗】40代向けフェラーリ 新キャラの実力とは?

2017.4.5
2017.4.5

低音がうなる”期待を裏切らない”パワフルな走り

「ターゲット年齢は30代から40代です」

そんなアナウンスが耳に届いた。3月に代官山で行われたフェラーリGTC4ルッソ Tの発表会のことである。

まぁ、現実の購買層はともかく、フェラーリ社の気持ちもわからなくない。フェラーリカリフォルニアと同Tで新たな層を掴んだのは確かだが、さらに拡大路線を狙うのであれば、こうした“実用性”の高いモデルを広く知ってもらうのは重要なことだ。

なんたって、このクルマは4シーターのハッチバックタイプ。一部ではシューティングブレークと呼ばれるほどカーゴの使い勝手がいい。と言ってもユーティリティ競争では一般的なハッチバックやワゴンには到底かなわないが、同じようなパフォーマンスの2ドアスーパーカー比ではかなりイケている。

そんなクルマのステアリングを握った。場所はイタリアのトスカーナ。シエナ周辺のワイナリーをドライブしながら訪れる。もちろん、試飲は夕方までオアズケですが、ね。

さて、このクルマのニュースは、V8エンジンを積んだこと。つまり、先にリリースされた12気筒エンジン搭載車のV8版だ。で、このV8ユニットがフェラーリイチオシのスグレモノ。ミッドシップカーの488GTBやカリフォルニアTに積まれるものと基本設計を同じとする。もちろん、エンジンにこだわりが強いフェラーリらしく、モデル毎にキャラクターを変えているのは言わずもがなだが、排気量をダウンサイジングしてターボ化したコトのメリットは大きい。クルマの軽量化と燃費の向上、二酸化炭素排出量軽減に役立っている。

そのエンジンの最高出力は610馬力。最高速度は320km/hで0–100km/h加速はわずか3.5秒となる。ギアボックスは7速ATで、駆動システムはFR。12気筒版は“ヨンク”だが、こちらは“ニク”というわけだ。

それじゃ走りは勇ましく……という前に、乗り心地の良さが際立った。「イマドキのフェラーリってこんなに快適?」って具合だ。4シーターというキャラクターもあるのだろうが、肩すかしされたぐらい快適。がしかし、それだけですまないのがフェラーリ。ちょっと右足を深く踏み込めば、暴力的なパワーを発揮する。「やっぱこうじゃなくちゃ!」って具合。目の前の景色が急激に流れ出す感じはさすが。自然とステアリングを握る手にチカラが入る。魅力的なのはそのとき響き渡るエンジンとエキゾーストサウンドも同じ。低音から高音までしっかりマネージメントされ、ドライバーを刺激させる。個人的には2000回転以下のアメリカ車的な低音が気に入った。

といったのがGTC4ルッソ Tのファーストインプレッション。“4シーター”+“シューティングブレーク”+“コントローラブルなV8”という新キャラで登場。はたして冒頭に記したような30、40代のビジネスエグゼクティブやセレブリティにどう受け止められるか?は興味津々、だね。

【プロフィール】

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員
http://www.tatsuyakushima.com/index.html

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