「お正月のお祝いや豆まきなどを実際に行うのはもちろんのこと、日本の伝統行事はそれをやる理由や方法についても学ばせる必要がありました」
気持ちが伴っていないのに、受験のために年中行事に励む姿を夫は「滑稽すぎる」と一蹴。
「夫が『受験のためにそんなもんやったら、浅はかで見栄っ張りな女に育つだけだ』と嫌味を言い始めたので、大ゲンカです。2週間以上、口をきかなかったことも」
かの子さんは、見せかけだけのイベントにならないよう、夫の嫌味も無視して「真に迫った」季節行事への参加を年中心がけた。
「行事はただやるだけじゃダメなんです。しょうぶ湯は子供の日に厄除けと健康祈願をかねてするものなのよ、と子どもに教えながら入浴しました。『季節を感じるでしょ』と問いかけると、
娘は『うん、そうだね!』と答えてくれていました。良い経験になったと信じています」
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