「血縁かどうかの証明なんてできないだろ!とご家族でいらして、複数買った人がキレてて世も末だなと思いました。こういう人がいるから、余計に米不足が加速するんじゃないかなと改めて思いましたね。すごくギスギスとした雰囲気で、店内に嫌なムードが漂ったのはいうまでもありません」。
2kgの米など、5人家族では一瞬でなくなる。今はまた米が尽きた状態で、毎日のお弁当をどうするか悩んでいるそうだ。
「ネットで検索をしてみるとなんとそこには、5kg・8000円の文字が!こんな価格では到底手が出せません。5kg3000円ぐらいなら、もう仕方なく買おうと決めていましたが…」。
この事態に乗じて転売ヤーが増殖しているというのだ。
「実は転売ヤー、ネット上だけじゃなかったんです。ママ友から米を売られたんですけど…」。
その価格は5kg4900円だったというのだ。
【後編】では、久子さんがママ友から米を買うことになって顛末についてさらに話を聞いていく。
取材・文/橋本 千紗
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