【続きはこちら】「出社が正義」は「出社しないと仕事ができないだけじゃないの？」台風をめぐる出社で若手と老害が大バトル。問われる危機管理能力に対するお粗末すぎる答えとは…？

【前編のあらすじ】仙道太一さんはメーカーで働いている。昨今の台風や自然災害時に出される「不要不急の外出を控えてください」というアナウンスがなされるたび、若手と上層部で意見が食い違うことが多く頭を悩ませている。最近はその溝をさらに広げるような面倒な社員のAさんがいて…。

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「僕よりも若手は台風などの警報が出ているときは在宅にしてほしいと主張します。私自身も必要がないのであれば、それでいいと思っています。帰宅できなくなったり、わざわざ社員を危険に晒してまで出社を求める必要性を感じないからです。上層部もそれを認めつつあったんですが、Aさんが入ってきたことで一気に元の情勢に戻ってしまったんです」。

Aさんが主張しているのは、要約すれば、誰も来ない日にきて、社長や役員、管理職クラスにゴマすりをすることが出世への道だというもの。さらに若手を「昇給したくないんなら、別に来なきゃいいんじゃないですか？」と煽るらしい。