ただ 雨を避けるだけってワケにもいきませんから
近畿地方を縦断し、各地で記録的な大雨となった台風7号。土砂災害や河川の増水、浸水、そして突風など、さまざまな被害をもたらしました。まずは、被災された方々ならびに そのご家族に 心よりお見舞い申し上げます。そして、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
そんな台風の古称とされる「野分(のわき、のわけ)」は、"二百十日の頃、野の草を吹き分ける強い風"とされ、秋の季語。
これから訪れる9月1日頃に本格化するものですが、気候変動により上陸する時期が早まったり、大雨の発生数が増加傾向にあります。
"備えあれば憂いなし"ということで、第142弾では 雨に打ち勝つ靴をピックアップしたいと思います。
機能性だけの話をすれば、ゴム長靴一択という意見も理解していますが…、雨の日の外出でも心が塞ぎ込まない、気分を上げてくれるという意味ではオシャレ度は必要。
災害級の雨は別として、秋の長雨なんかに備える靴も準備しておきましょう。
では話をクルリンパと戻して、雨に打ち勝つ靴の投稿5選をご紹介していきます。
レッドウィングの「アイリッシュセッター #875」
まずは、13回目の登場となる@yu.kawagutsuさんの投稿から。レッドウィング(REDWINGS)の「アイリッシュセッター」こと6インチ クラシックモック( 6" Classic Moc )」です。

良質なレザーと、堅牢なつくりによる機能性と耐久性で、ワーカー達に絶大な支持を得て、アメリカを代表するワークブーツとなった、レッドウィングの8インチ丈のブーツ#877と、6インチ丈の#875。
70年以上経った今でもレッドウィングを代表するブーツとして愛され続けています。
そして、なんと! @yu.kawagutsuさんのアイリッシュセッターは、中学生の時に父上から譲り受けたモノなんだとか。
1950年代の発売当初より1990年代まで#875に使われていたのは、"オロラセット"と呼ばれるブラウンのオイルドレザー。2014年からは本来のオイルを豊富に含むオレンジがかったブラウンのレザーである"オロ・レガシー・レザー"に戻っていますが、その間には明るいゴールドだったり、赤みが強くものがあったり、その色合いが何度か変化しています。
"20年モノ"とのことで、変化している頃のモデルかと思われますが、安定したイイ色ですね。
"リウェルトして、ソールをVibram 1136にカスタムして昨年に現役復帰"したそうですが、父親から譲り受けたブーツを直しながら履き続けるなんて、なんとも素敵な話!
天候を気にせず履けるタフな靴なので、雑に扱ってしまいがちですが…、手入れや修理を続けながら、御子息へと受け繋いで、ぜひ3代で愛用する靴にしてあげてください。
また、今後どんな風に経年変化していくのか、経過報告も楽しみにしています。