これがおしゃれなのか、と思ったほのかさんは、思わず「これ、おしゃれっていうより、若くて巨乳が映えてるだけじゃん」と口に出した。
「夫は、オバ見えしないかわいいアームカバーって、このくらいしかないだろ、と言いました。つまり、単なる若い子至上主義なんじゃないでしょうか。あんなデザインや肌出しは私には無理ですし、何を着ても自由とはいえ、年相応ってこともありますから」
自分はおしゃれ通といいながら、結局夫は「若い女の子大好きなただのスケベおやじ」なのだと思いゲンナリしたというほのかさん。
「おしゃれかどうかよりも、機能性を優先しなければいけない場面て結構多いですし、価値観の押しつけにも今さらながらうんざりしてきました。私と歩きたくないなら、もう歩いてもらわなくていいです」
ほのかさんはこれまで、口答えすると嫌われる、怒られる、と思いなかなか夫に反論できなかったという。しかし、この酷暑のなかアームカバーを使うことさえ許せない狭量な夫を今度は絶対に認めない、と毅然とした表情で語った。
「アームカバー着用の権利を勝ち取ります!」
※この記事は取材に基づいていますが、取材対象者保護の観点から必要に応じて編集を加えておりますことをご理解ください。
取材/文:中小林亜紀
Photo:GettyImages
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