かつては夫の意見に唯々諾々と従い、「夫色に染まって」きたほのかさんだが、自分がそこまでダサいと思えなかったアームカバーを、今後は使い続けることにした。
「いくら夫がファッション通だといっても、言うなりになる必要もないわけで…。当然ですが、私には私の価値観がありますし、なので今回は彼の酷評も無視してアームカバーを外さなかったんです」
しかし、自分が忌み嫌うアームカバーを頑固に着用する妻を前にして、夫はしつこく食い下がったという。
「わかったわかった、お前がそんなにその”腕カバー”を着けたいんならそうしろよ、と夫は言いました。『その代わり、俺と出かける時だけはやめてくれよ』と」
自分がダサいと思っているものを身に着けている妻と並んで歩くことはできない、というのが夫の言い分である。
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