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ゲレンデ・ランクル以上にごっつええ感じ!? 米国でフォードブロンコが爆売れしている

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■ワイルドなデザインと走破性に注目

復活したブロンコのデザインは、初代モデル、いわゆる「アーリーブロンコ」をオマージュしたもの。スタイリングは初代のようにショートオーバーハング、ショートホイールベースで、がっちりとしたフォルムは、見るからに頑丈で、丸型のLEDヘッドランプと面構成のグリルは、どこかノスタルジックな雰囲気を持たせつつも機能性と先進的なイメージを与えてくれます。

ブロンコで最も高性能なグレード「ラプター」。スタイリングもさることながら、走行シーンも大迫力だ

2ドアモデルと4ドアモデルが用意されており、2ドアモデルのボディサイズは全長4,412mm×全幅1,928mm×全高1,826mm、ホイールベースは2,550mm、4ドアモデルは400mm延びてホイールベース2,950mmです。全長の短い、いわゆるショートタイプの本格オフローダーは、世界的にみてもかなり希少ですが、ブロンコ2ドア車は、ジープの2ドアクロカンSUV「ラングラー ルビコン」にがっちり対抗するモデルといえます。

最新型である2024モデルのブロンコには、2.3L 直4エコブースト(直噴ガソリンターボ・300hp)、2.7L V6エコブースト(330hp)、3.0L V6エコブースト(418hp)の3種類のエンジンが用意されています。電子制御の走行マネジメントシステム「GOATモード」によって、地形に合わせてモードを切り替え、あらゆる路面の走破が可能。また、オフロード専用の低速クルーズコントロール「トレイルコントロール」も搭載しています。

 

■デザインだけで乗りたいと思うクルマ

日本でいえば、1984年から基本的なスタイルを変えることなく販売を続けるトヨタの「ランドクルーザー70シリーズ」のような存在であるブロンコ。モデルチェンジのたびに大きく豪華になっていったブロンコですが、今回復活したブロンコは、初代の持つ本格オフローダーとしての性能と雰囲気を一番の個性と捉え、最新のテクノロジーで武装しています。

単に復刻で話題をつくったということよりも、「本物志向」を求める現代のユーザーに対して、フォードが出した答えがまさにブロンコだったということだと考えられます。

日本でも、ランクル70のほか、三菱のオフロードピックアップ「トライトン」が復活するなど、日本でもワイルドなオフロードモデルが話題となっていることから、ブロンコにあこがれを持っている人も少なくないと思われますが、残念ながら、フォードは日本から撤退しているため、ブロンコの正規輸入はかないません。ただ、ごく一部の業者が米国から代行輸入し、販売はされています。

流れるように美しいクーペデザインのSUVが溢れるなか、こうした厳ついフォルムはとても新鮮。ブロンコは、ハードなオフロードを走る機会がなくても、デザインだけで乗りたいと思わせるクルマです。

Text:立花義人、エムスリープロダクション
写真:FORD



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