「結局、現金が足りなかったようでコンビニにおろしにいくような雰囲気になっていました。その頃には子供たちはぐずり始めて、小さな店内はざわざわ。残念ながら都会と違い、コンビニもすぐ近くにはありません。歩いて10分、車なら3分くらいの場所です」。
女将さんがコンビニの場所を説明している間に子供たちが泣き喚き始めた。
ー早く帰りたいー。
「混雑しているお昼時でしたから、ピリピリとした空気が流れたのは言うまでもありません。結局、旦那さんがお金をおろしに行って戻ってお支払いをしていましたが、その態度も憮然としたものでなんだか、見ているだけなのに怒りというか悲しみが込み上げてきてしまいました」。
店側はじっと文句を言うことなく耐えている印象だったそう。
「文句を言ったりすると、SNSで拡散されたり、色々言われちゃうからですかね。現金が使えないことは都会だってあるわけだし、用意しておきたいと改めて思いましたね。せっかくの美味しいお昼ご飯が、なんだか残念なものになってしまいました」。
そして亜紀さんは危惧していた。
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