「ここまできて、まさか墓の問題、死生観で揉めることになるとは思ってもみませんでした。地元の友人たちに話を聞くと当たり前のように墓に入るとの答えが。逆に仕事の先輩のなかには、すでに墓じまいをした人もいました。何が正解なのかわからなくなってきてしまいました」。
母や姉からは「お父さんが建てた墓をなくすなんて言語道断だからね!」と言われているそうだ。これまで墓は確かに代々受け継がれていくものであった。しかし、時代とともにその形は変わりつつある。正解が一つではない問題である。
取材・文/悠木 律
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