「何でもかんでも子供のいう通りにしたり、家族同士で蔑みあったりする家庭って、家庭本来の意味を見失っていませんか?家って安心できる場所でしょう?息子にも再度聞きましたが、口を濁しているところを見ると本当はそんなふうに言われたくないんじゃないかな。とは言え、これ以上、何もすることはできませんけど」。
典子さんは孫の行く末が、本当に心配だと最後に話していた。子供は親の言動を見て育つものだ。どんな言葉を浴びて育つのかが、その子の将来に影響することは紛れもない事実であろう。それを注意できるのは一体誰なのか、なかなか難しい選択であることは間違いない。
取材・文/悠木 律
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