しまむらグループのベビー・子供用品「バースデイ」の商品が今、物議を醸している。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「現代美術作家の加賀美健氏とのコラボ商品で、グッズにあしらわれた文言が問題となっています」。
「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」そんな言葉がプリントされている。
「子供の言い間違いシリーズなどと同時に発表されたそう。これはアーティストというよりは、依頼側に問題があるかなと思いました。そもそもの作風と顧客が合っていない。アーティスト側はもともとこのような作風ですし、それが現代美術として評価されているわけですから。事実、SNSでもけしからんという声と、嫌なら買うなよと賛否両論です」。
何よりこれを自分で判断することができない子供が着るということにも疑問が残る。父であれ、母であれ、どちらかを貶めるような文言を子供が、纏うことが適切とは言い難い。
今回は、孫の言葉の使い方について疑問を抱いているというある姑の話だ。
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栗山典子さん(仮名・59歳)は、都内近郊で夫と暮らしている。
「息子が2人いて、ありがたいことにどちらも自立して暮らしています。次男は比較的早く結婚したので、孫が2人います。8歳の男の子と6歳の女の子です」。
嫁の意向でふたりとも早いうちから塾通いをして、中学受験を目指しているのだという。
「夏休みも夏期講習や合宿があって、忙しいみたい。たまに遊びに来てはくれますが、泊まりってことはほぼありませんね。それくらい予定がパンパンだと孫は話していました」。
息子の家は共働きで2人とも多忙。そのため、小学生になってから孫だけで遊びに来ることも増えたそう。典子さんはそんな孫の発言が、最近気になると話す。
「息子のことをちょっと悪くいうんですよ。初めのうちはそんな言葉を知っていて、オマセさんぐらいに思っていましたが、口癖のようにいうのでちょっと気になってしまって…」。
特に6歳の妹の発言は、キツいらしい。