「父に言いました。仕事に穴を開けることはすごく申し訳ないけれど、生理はそんなに簡単な問題ではないこと。それから女性はホルモンバランスで月の半分以上、体調が落ち着かないこと。あんないろんな人がいる場所で、年長者が全否定するのはひどいと。そうしたら…」。
−多様性だろ、多様性。いろんな人がいていいんだよ。それにな、仕事に穴を開けるのならそれはサラリーマン失格。ひとつも異論は認めない。
「父とはそれ以来、話をしていませんし、しばらくは会いたくありません。父の言っていることだってわかります。でも、やっぱりあまりにも理解、配慮が足りなすぎると思います。自分は生理になったこともないのにここまで言うなんて…」。
それを聞いていた母も「しかたがないのよ、時代が違うから」と話したそうだ。涼子さんは最後にこう話してくれた。
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