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レパードに採用された先進装備はシロウト目にも新鮮かつ贅沢なものでした。前期型はフェンダーミラー(後期型はドアミラー)なんですが、なんとワイパーが付いてました。記憶は怪しいのですが、日産セダンの最高峰セドリックやグロリアにもなかった装備だと思います。
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さらに度肝を抜かれたのがデジタルで多機能表示の車載ドライブコンピュータです。クルーズコントロールも装備し、最上級の280買えば内装は皮張り。和モダンなリビングルームの眺めでした。
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時代的にはいまでいう団塊の世代で高所得でなければ買えなかった高額車。当時のワイは中学生で原付バイクがリアルな選択という時代背景。クルマの免許取ってから友人が中古車で買ったレパード(2ドアH/T)を運転する機会に恵まれましたが、憧れの高級車でしたからワクワクしましたね。ただし、ボディ剛性はこのデザインのせいかDR30スカイラインより緩かった記憶があります。
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当時の日産はスポーツイメージのスカイライン、サルーンのローレル、ニッチなレパードと三本柱を揃えたかったのでしょう。2代目レパードは2ドアのみ、3代目レパードはアメリカンなデザインの4ドア車J・フェリー(後継車は北米のマキシマ)と混迷。1995年に終売の運命に。
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中古車サイト見るとわずかながら流通物件が見受けられました。相場観は300万円代中半といった感じ。現実的にはボディまわりの錆び、電子パーツの液晶抜けや各種パーツの調達に苦労すると思います。リアルには2代目レパードの方がまだ維持しやすのでしょうが、もう一度バリモンの初代レパードを拝んでみたいものです。
Text:Seiichi Norishige
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