【続きはこちら】巷に溢れる「赤ちゃんとの暮らしは幸せ」が私を苦しめる。当たり前のように喜べない私は母親失格なのですか？

「母は強い、幸せ、笑顔…なんていうのかな？勝手にそういうイメージを自分のなかで作りあげてしまっていたんです。だから、その理想に届かない自分にいきなり打ちのめされたというか…。生まれて手放しで幸せ！と言えない自分がいることを想像してなかったんです」。

確かに妊娠、出産の教科書はあるようでない。

「リアルな感想は、実際にやってみないと、なってみないとわからないことだらけだなということ。何をしても泣き止まなかったり、オムツを替えた側からまたオムツ替えをしなきゃならなかったり、ご飯もろくに食べれなかったり…そういうことが積み重なるなんて、知らなかった。時には赤ちゃんの声がサイレンのように聞こえる、そんな精神状態になることもあるんです。こんなことは私が読んでいた本には書いてありませんでしたから…」。

冒頭の事件を耳にして、正直心は穏やかではないと話す。