「お前、パワポもエクセルも使えないのかよ…だと！」PCスキルごときで見下してくる夫に違和感。AIで要らなくなるのは本当はそっちでは？

「高校ではタブレットを使っています。キーボードも活用するのでタイピングなどももう覚えたんじゃないかな？レポートとかプレゼン資料も作っているから、そこそこのスキルはもうあると思います。この間は検定を受けたと話していました。それなのに今さらパソコンスキルを押し付けられても困るんじゃないかなと思っていたんですが…」。

事態は急転する。夫が息子に相談もなしにパソコンを買ってきたのだ。

「いきなりパソコン買っちゃったんです。私と息子の間では高校時代はタブレット、大学進学で必要なスペックの備わったパソコンを買おうと話していたんです。それなのに勝手に…。しかも超激安の中古パソコンで私が不快感を示したことから大喧嘩になりました」。

−会社のリアルは今もパソコンありき、すべてそこで成り立っているんだ。これからもそれは変わらない。ここ10年、企業で働いてもいないお前にはわからないよ。パソコンが使えないってどれくらいハンデになるのか。エクセルの表計算、パワポで資料作り、当たり前にできなきゃ困るんだよ！

この発言に静香さんはうんざりしたという。

「確かに私は出産を機に企業勤めをしていません。今もパート勤めです。とはいえ、生産管理などで普通にエクセルなどは使いますし、パソコンスキルが社会人に必須であることくらい理解しています。その上で、話しているのにこの言い草。完全に私を見下していますよね」。

【後編】では、夫婦のさらなるバトルに切り込む。