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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「近所の家に毎日突撃して、無邪気に『おやつちょーだい!』」他の親たちは知らんぷり。学区内”貧困児”の「あまりに深い闇」

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内閣府が実施した「令和3年度子供の貧困の状況」の調査結果によると、「食料が買えない経験」をしたことがあると答えたひとり親世帯は、全体の34.9%に上ったという。

ひとり親家庭、特に母子家庭が貧困状態に陥りやすい傾向があることは以前から指摘されている。しかし、報道等を見る限り、離婚率の高さや子連れ再婚による環境の変化・悪化などにより、子供が苦境に立たされている家庭が、ひとり親世帯に限らず増えていることは想像に難くない。身近にいる子供の様子がおかしいと感じた時、我々はどう対処すべきなのだろう。


今回話を聞かせてくれたのは、離婚後一人で子供を育てている大野まどかさん(仮名)。自身の家庭についてさまざまな不安があることはもちろんだが、今はそれよりも同じ町内に住む児童とその家庭のことが気になって仕方がないそうだ。

「その子は町内で”問題児”と呼ばれています。うちの子とは同じ学年かつ同じ学区なので、もちろん小学校は一緒。学校でも度々問題を起こしているんだよと、わりと最近になってママ友から話を聞かされました」

問題児と称される子供は、小学校3年生の女児A。周囲の誰もが「いつのまにか転校してきて、気づいたらそこにいた」という印象を持っている、あまり目立たない子だという。その子の親と会ったことのある人物はほとんどいないそうだ。

「Aちゃんはもっと前からいたという人もいますが、同じ町内で近所の子なのに、私は最近になって初めて存在を知ったんです。あの子、今騒ぎになっているんだよという噂を聞いて......」

まどかさんの子供(男児・小3)は、もとから学校で起きたことを事細かに母親に報告したがらない。Aという子を知っているかと聞いても「同じクラスになったことがないから知らない」としか言わないそうだ。

「どうやらAちゃんはうちの近所のコーポに住んでいるらしいんです。そこは老朽化が進んでいて、最近は空室が目立っているんだとか。物件情報誌に掲載された情報を見た人が、市営住宅より家賃が安いと言っていました」

Aに関する話題が近所で持ち上がるようになったきっかけは、Aが同じクラスの女の子Bの家を訪れて、傍若無人に振る舞ったという噂が広まったことだったという。

「先日、ちょうど参観日の時にBちゃんのお母さんを見かけたので、真相を聞いたんです。すると、噂は事実だと言っていました。Aちゃんは最低限の礼儀もない子で、”お邪魔します”もなければ、”こんにちは”も”いただきます”も言えない子だと。今日の参観日も親御さんも来ていないようだけど、どんな親なのか顔が見てみたいとかなりご立腹でしたね」



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