■北米で販売されているカムリのスポーティグレードXSEを忠実に再現
今回発表されたカムリXSEレースカーは、過去2年間で18勝と25回のポールポジションを獲得したカムリTRDを引き継ぐNext-Gen規定モデルとして発表されたもの。
トヨタ、TRD (米国トヨタ レーシング デベロップメント)と米国デザイン拠点（Calty Design）によると、北米で販売されているカムリのスポーティグレード「XSE」の2025年型のボディスタイルの特徴を、可能な限り忠実に再現したとのこと。
カムリXSEレースカー。フロントセクションは、お馴染みのハンマーヘッドデザインが施されており、フロントボンネットには、廃熱のためのボンネットダクトも設けられている最新のスリムでワイドなヘッドライトやフロントグリルなど、日本のトヨタでもお馴染みのハンマーヘッドデザインが与えられており、大型化されたロアグリルの外側には、C字型のコーナーベントも設置。
ボンネットには、廃熱のための新しいボンネットダクトも設けられています。前年度のマシンと比較して、車両後方のクォーターパネルのデザインが変更、薄型テールライトも合わさって、市販車に近い姿へと改良されました。
クラッシュの多いNASCARらしく、車両の中身は堅牢なパイプフレームが張り巡らされており、ドライバーの安全性は確実に確保されているそう。TRDは「本レースカーをレーストラックに投入し、今後何年にもわたり成功を収め続けることにチャレンジしていく」としています。
■北米のレースファンの前で大いに活躍してほしい!!
日本では、2023年12月下旬をもって生産終了となってしまったカムリですが、レースカーとして北米で今後大いに活躍していくだろうことは、日本人として非常に嬉しいもの。
日本でも一部の有料チャンネルでNASCARの放映があるようなので、興味ある人は一度チェックしてみてください。日本のカーレースとはまた異なる迫力に圧倒され、虜になってしまうかもしれません。
Text：Kenichi Yoshikawa
Photo：TOYOTA
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