【続きはコチラ】犬が嫌いというのは、人としておかしいですか？という切なる問い。ペット不可物件がペット可になったことで訪れた恐怖と絶望に迫る

【前編のあらすじ】和田マリさん（仮名・58歳）は、幼い頃、野良犬に追いかけられたトラウマがあり、大の動物嫌い。住まいもペット不可の物件を選ぶほどだ。しかし、昨年急にアパートがペット可になってしまったらしい。その理由を問い詰めるべく、大家さんを尋ねると出てきた彼女の腕には猫が抱かれていたという…。

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「大家さんを訪ねて驚きました。猫を抱いてらしたんです。あまりに驚いて、一言目がなかなか出てきませんでした」。

大家さんは怪訝な顔をしていたという。

「なぜペット可の物件になってしまったんでしょうか？って聞きたかったけど、もう聞くまでもないですよね。猫を抱いてんだから。でも何も聞かないってわけにもいかず、いつからペット可能になったんですか？と聞いたんです」。

大家さんはマリさんが猫好きだと勘違いをしたのだろう。途端に笑顔になり、意気揚々と話を始めたらしい。