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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「コツコツ貯めていた100万もスッカラカン」正社員を捨て風俗へ。すべてを推しに貢げるのは幸せと語る20代女子「推し活の闇」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

日本の推し活市場は年々上昇し、盛り上がりを見せている。アイドルやアニメの登場人物など好きなキャラクターを応援する「推し活」は、2021年の流行語大賞にもノミネートされ若い世代を中心に流行するようになった。

現在は10代から40代、50代層まで浸透するようになり、年代性別問わず「推し活」を楽しみ生活の一部としている人が増えている。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は日本特有の推し活事情について話す。

「某経済研究所によると、推し活の大ジャンルであるアニメ・アイドルの市場規模は2021年で約4,150億円にものぼっています。コロナの影響で自分自身の好きなものに対する消費欲が強くなったことにより、娯楽に対する消費行動に変化が起きたことが原因です。

SNSのツールが増えてDM等で”推し”とやりとりをおこなうことが簡単になったり、#(ハッシュタグ)機能を使って共通の推しがいる相手と交流ができるようになったり、興味関心が高い話題で盛り上がりを見せています。

趣味や娯楽程度で楽しめる推し活ですが、ハマりすぎると生活に支障をきたすほどになってしまう可能性があるんです」

”推し活”が生活に支障をきたすとは、いったいどのような事柄なのか。

・・・・・・・・・・・・・・・

今回は、推し活の沼に落ち、会社員を辞めて風俗業界に飛び込んだ斉藤夏美さん(29歳・仮名)から昨今の推し活事情について話を伺っていく。

夏美さんは四国出身で大学進学を機に上京。卒業後は都内にある保険代理店へ就職した。30歳までには結婚して故郷で子育てをしたいと考えていたが、地元と比べて東京は利便性がよく、一人でも楽しめるアミューズメントやレジャーが多いため帰るきっかけを失っていた。大学入学から数えるとちょうど10年、都内で生活しているようだ。

そんな彼女は、25歳の頃に心惹かれるメンズ地下アイドルの”推し”と出会う。彼を知ったきっかけはSNSだった。

幼少期からテレビに出ているアイドルが好きで、ステージの上で歌って踊れてキラキラしている男性に強烈な魅力を感じ、遠くから応援することが楽しかったと話す。

「昔から、クラスで一番のスポーツ少年とか学校のミスターに選ばれるようなカースト上位にいる男子は好きになりませんでした。どちらかというと一軍の端っこにいるような人を好きになるのが多かったです。

メンズ地下にハマったのも、まだ世の女性に認知されていないイケメンを私だけが知ってて推している……!といった独占欲のような感情があったからです。SNSで推しの発信を追いかけていくうちに好きになり、グッズやチェキ会、オフ会にどんどんお金をつぎ込むようになりました」

会社員なら給与の範囲内で”推し活”を楽しむのは、心の拠り所ができて充実感がアップするだろう。けれども推しにハマりすぎてしまった彼女は新卒から勤めていた会社を辞め、風俗業界に足を踏み入れたのだった。



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