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被災地で受験を迎える姪に「そんなことより、家を手伝え…だと!」脳みそ昭和な親族を黙らせた「意外なひとこと」

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「犬も落ち着かない様子でした。帰宅後、すぐにテレビをつけるとNHKのアナウンサーが、津波だ!逃げろ!と発信していました。どこか現実ではないような気さえしましたね」。

しばらく呆然としていた令美さんだったが、ある心配事が頭に浮かんだという。

「妹の娘、私にとっては姪が今年受験生なんです。国立大学志望なので、共通テストを受ける予定です。だからこそ、この年末年始は我が家に遊びに来ていなかったのですが…こんな状況でちゃんと受けられるのかが心配になってきてしまって…」。

妹家族はその時点では避難所に避難をしていたそうだ。

「避難所じゃ勉強もろくにできませんよね。共通テストはもう来週に迫っています。妹の暮らす地域は被害が少ない方なので、受験できるとは思いますが、能登半島の先に住んでいる子どもたちのなかには受験が難しい子もいるんじゃないかなって。私自身輪島市や珠洲市にも友人がいます。その子どもたちは…?と思うと胸が痛いです」。

ただでさえ、体調を崩しがちなこの季節に寒い体育館で過ごすことを考えるとそれだけでも受験には大きなハンデだ。この地震により、精神的にダメージを受けた受験生も多いだろう。世の中の不条理を思う。

「そんな姪の心配をしていたら、義父からありえないことを言われてしまったんです…」。

ーこの非常事態に受験だなんざ、言っている場合か!

この義父のさらなるとんでも発言をある人物が制したという。【後編】ではその辺りを詳しく聞いていきたい。

取材・文/悠木 律



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