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アルファード、ロータリー、スカイライン…2023年良くも悪くも記憶に残ったクルマ6選

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■間違いなく売れそうなトヨタ「センチュリー」

多様性あふれる現代とあって、ショーファーカーも多様化しました。2023年9月6日、トヨタのショーファーカー「センチュリー」に従来よりも車高が上げられた新モデルが登場、月販基準台数は30台で、2023年内の発売が予定されています。

「ショーファーカーの新しいかたち」として提案されましたが(よく見れば、いたるところに和の心意気が取り込まれてはいます)、ベントレー「ベンティガ」やロールスロイス「カリナン」など、世界の超高級SUVモデルによく似ています。

悩ましいのは、レクサスの新型LMのほうが後席スペースは遥かに広く、前席とのパーティションに巨大なモニターが付くなど、よりゴージャスな仕上げになっていることだ

ベース価格は税込2500万円で、これにお客様それぞれに合わせた個別オーダーシステムが採用されるそう。我々庶民にはあまり縁のないクルマですが、とうとうショーファーカーのかたちもこうなったか、と思わされたモデルでした。

 

■遂にNISMO仕様が登場!! というが…哀愁を感じざるを得ない日産「スカイラインNISMO」

また、2023年9月上旬より発売となったスカイライン400Rの限定車「スカイラインNISMO」の登場も無視できない出来事でした。限定1000台で価格は788万円、100台限定のスカイラインNISMOリミテッドは947万円にもなります。

エンジンはGT500レース用エンジンに携わった開発者が、同じ開発設備で手組みによるチューニングを施し、最高出力は405PSから420PSに、最大トルクも475Nmから550Nmまで大幅にアップさせている

記念モデルとして喜ばしい反面、ベースは2016年に登場したV37型です。国内の日産ラインアップで唯一の4ドアセダンとなってしまい、このままひっそり終売かと思われたスカイラインに、約10年目にして走りに特化したモデルが限定販売されたのは驚きでしたが、よもやそんな古いモデルに800万円近いプライシングを付けることとなったNISMOモデルからは、限定モデルとしても煌びやかさよりも、哀愁を感じてしまうのは筆者だけでしょうか。

 

■ヴェエルとのすみ分けが微妙だったホンダ「ZR-V」

また、2023年4月21日に販売開始となったホンダの「ZR-V」も、少し残念な意味で印象に残ってしまったクルマでした。ZR-Vは、2022年12月末に国内販売が終了となったCR-Vの代わりに投入されたモデルで、CR-Vよりも小さく、ヴェゼルよりもやや大きい、といったサイズ感。おおよそカローラクロスと同じサイズです。

走りに関しては、スイスイと曲がるハンドリングと路面を滑るような乗り心地、高い静粛性など、優秀な出来だ。揺れが少なく、安定した走り心地はまるでセダンのよう

プラットフォームはシビックと同じものを改良したうえで採用し、パワートレーンもシビックと同じく、ハイブリッドとターボの2種類。税込294万円~411万円と、ヴェゼルよりもお高めで、ハリアーやRAV4、エクストレイル、CX-60など、人気モデルがひしめく激戦区に投入されました。

しかしながら、ヴェゼルとそこまでサイズが変わらないことから、(ヴェゼルが人気モデルであるだけに)すみわけが微妙で、華々しいデビューとはいきませんでした。ホンダは来年、WR-Vというより小さなコンパクトSUVを投入するとしていますが、このZR-Vがどうなるのか、気になるところです。



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