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【おじさんは見た・乗った】1989年は日本車が世界の頂点に!どんなクルマがあったのか?

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■高級車のレベルを大きく引き上げた国産車 「トヨタ セルシオ」

1980年代、日本車は「安くて壊れなくて燃費がいい」として、すでに世界で評価されるようになっていました。しかしながら、あくまで「大衆車」であり、ヨーロッパやアメリカの高級車と競えるような車種はなく、グローバルの自動車市場で生き残るには何かの強みや強いブランド力がないと勝負ができないと考えたトヨタは、世界の高級車に勝てる新型車を開発。それが、のちにレクサスのフラグシップの「LS」となる、トヨタ「セルシオ」でした。

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日本では「セルシオ」として販売されたが、北米ではレクサスLS400として、日本でセルシオがデビューする2か月前である、1989年8月にデビューしている

初代セルシオ(レクサスLS)の開発チームが立てた目標は、当時の高級車として世界最高レベルとなる、最高速度は250km/h、燃費は22.5mpg(マイル・パー・ガロン、メートル法だと約9.56km/L)、空気抵抗値0.28、100km/h走行時の騒音58〜59デシベルというもの。特に静粛性は、当時のライバルであったメルセデスベンツやBMW、GMといった高級車メーカーの音振性能を大きく上回っていました。初代セルシオの、まるで宙に浮いているような感覚を覚えている人もいるでしょう。

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セルシオの静粛性に驚いたライバルメーカー各社は、セルシオをすぐさま買い、徹底的に研究したそう。セルシオは、その後の高級車の静粛性のレベルを引き上げるきっかけとなったモデルなのです。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo: NISSAN,MAZDA,TOYOTA
Edit:Takashi Ogiyama



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