不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
小早川孝也さん(仮名・54歳)は、手塩にかけて育てた娘が2人いる。今は長女、次女ともに就職し、東京で1人暮らしをしていると話す。そんな孝也さんは東京出張に際して、長女と食事をし、部屋に泊めてもらうことに。ここまでが【前編】のあらすじだ。【後編】では孝也さんが長女の家で気がついたある変化について話を聞いていきたい。
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「私が借りた部屋は次女が使っていた部屋です。スーツをかけるためにハンガーを長女に借りたのですが、クローゼットを開けるとびっくり。荷物が入っていたんです。次女の引っ越しの時に空っぽにしたので、ちょっとびっくりしてしまいました」。
驚いている孝也さんに気がついたのか、長女は「私の服だよ」と言ったという。
「このとき、なんとなく怪しいなと思ったんです。ただ、娘もいい大人です。余計なことを聞くのは野暮だと思ったので流しました。まさか、あの洋服の持ち主があんな人だとは…」。
翌日、朝娘の家を後にすると妻からLINEが入ったという。
「妻も東京に行きたいというものですから、2人で土日とホテルの予約を取っていたんです。夜落ち合う予定だったんですが、その待ち合わせの場所を知らせるLINEでした」。
待ち合わせの場所は長女の家だった。嫌な予感がしたと孝也さんは話す。
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