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CAR 中年と中古車

クラシック・ポルシェが現代に蘇る。BECKのこだわりがハンパない!

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若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です

Yesterday’s Classics, Made for Today

「レプリカなんてショボイんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、米ベックのレプリカは本物以上とはいいませんが、現在の交通事情のなかでもフツウに乗れて、その気になれば走りもキレッキレ。現在の技術で作り上げたクラシック・ポルシェの再生産車といって過言ではありません。
 

 

創業者チャック・ベック氏はカーガイ達のなかでは伝説の人物です。脂の乗り切った若き日はあのキャロル・シェルビー氏のもとでシェルビー・コブラの開発に従事。休日はお手製のレーシングカーでレーストラックを暴れまわったりとレース界でも超有名人。そんなベックさんも御年86歳。ですが、いまもボディの製作だけは自ら行うそうです。

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世界的カーマニアのジェイ・レノの言葉を借りればベックさんは「狂った天才」なんだそうですが、生い立ちについて少し触れておきましょう。

幼少期はフロリダ州ペンサコーラで育ちました。お父さんは飛行機のエンジニア。ガレージでクルマいじりをしながら、近所の農家から雄の子牛を無償で譲り受け哺乳瓶でミルクを与えるところから飼育。この牛はやがて売られることになりますが、そのお代は初めての愛車の購入資金に充てられたんだそうな。なんて素晴らしい破天荒ぶり!

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ベックさんはその後、20代をカリフォルニアで過ごし、ホットロッドやデューンバギーを組み立てその速さが評判となり、やがてキャロル・シェルビーの耳まで届き、お声がかかります。で、シェルビー・コブラの開発に携わったという経緯なんですね。だからレジェンド。



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