【後編】大人のいじめの境界線はどこなのか？部下からの悲痛の訴えに退職を余儀なくされた40代女性のリアル

岡本涼子さん（仮名・45歳）はアパレルのPR部門で主任として働く女性だ。彼女の会社では年に3回、部署内で慰労会が行われる。その会場、そして二次会のカラオケを予約するのはアシスタントの仕事でこれまで何の問題もなく、開催されてきたという。それが今回はお店がハズレ。さらにカラオケの予約もなかったため、不完全燃焼だったと話していた涼子さんだったが、翌週そのアシスタントたちから慰労会を廃止したいという声があがったらしいというのが【前編】での話。さらに彼女たちが「これはいじめです」と訴えた内容とは？

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©︎GettyImages

「慰労会を開催したくないという気持ちにも驚きましたが、何よりカラオケで歌いなよ！と促していたことをいじめと捉えていたなんて、なんていうか目に鱗というか、思いもしないことでした」

しかも、慰労会開催反対は彼女だけでなく、数人いるアシスタントの半数以上だったらしい。

「みんなのいる前でその話をさせるのは酷だと感じたので、一旦会議はお開きにして、翌日私と彼女の直属の上司、さらには総務部とリスクマネージメントを専門にやっている部の人間とで、面談をすることになりました」。