【後編】大人のいじめの境界線はどこなのか？部下からの悲痛の訴えに退職を余儀なくされた40代女性のリアル

「彼女は小柄でかわいらしく、見た目がアイドルみたいなんです。どんなにカラオケにいっても、何も歌わないから、あるとき、アイドルの曲を歌ってとせがんだんです、みんなで。断りきれず歌った彼女をいいことに、私たちはそれからもカラオケの度にその曲を入れて彼女に歌ってもらっていました。彼女にとってはそれがいじめだと感じたそうです」。

確かに一昔前なら、当たり前のように行われていたことだが、今は一発アウトだ。

「私たちとしては、会が盛り上がればいいと思ってやったことですし、彼女も参加した方が楽しいのでは？と勝手に判断したところがあります。ですが、彼女からすれば私たちが強引に歌わせたという捉え方に。確かに少し面白がっていた気持ちがあったことも事実です。でもそれがこんな大事になるとは…」。