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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「きっかけは義両親の死…」4人の子どもを育て上げた肝っ玉妻が、ダメ夫に離婚届を突きつけた「32年目の理由」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

今や熟年離婚は「普通のこと」になりつつある。ずっと支えてくれて、残りの人生も一緒に歩むと信じていた妻からのいきなりの離婚の申し出……なんてことはよくあるのだ。

今回、話を聞いたのは東海地方に住む山本ひとみさん(57 仮名)。23歳のときから同じ会社で働き続け、キャリアを築きながら4人の子供を育てた。

現在、子供たちは全員結婚しそれぞれ家庭を持っているという。末っ子である長女が結婚して家を出たタイミングで、離婚を考え始め32年連れ添った夫と決別。

©Getty Images

「今更離婚はめんどくさいし、多分死ぬまでこの人といるんだろうなと思っていました。けど、子どもたちが手を離れ夫が定年退職を迎えるにあたり、離婚について考えるようになったんです」

そう答える彼女はどのような結婚生活を送ってきたのか。

優しい表情をしながらゆっくり話し始めた。

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ひとみさんの生まれ育った地元は、海や山などがあり自然豊かだった。

小学校からバレー部に入り大学卒業後もママさんバレーに参加するほど活発で体力のある女性。

そんな彼女は23歳のとき交際していた5歳年上の夫と結婚。

「いわゆる授かり婚です。私が新卒で入社して1年経った頃に妊娠が発覚。夫や義父母、私の両親を含め驚いてましたがみんな喜んでくれて、生まれる前にバタバタで結婚式を挙げました」

当時、夫は28歳で地方の中小企業に勤めるサラリーマンだった。仕事は真面目でギャンブルは一切せず、デートの行き先は念入りに考えてくれてきちんと話を聞いてくれる人だったと語る。



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