「きっかけは義両親の死…」４人の子どもを育て上げた肝っ玉妻が、ダメ夫に離婚届を突きつけた「32年目の理由」

結婚が決まり、夫婦でアパートを借りて暮らす予定だったが夫は長男で、義理の実家は一軒家の二階建て。

「二階をリフォームするから上に住んだらどうか。家賃を払うのはもったいないし、子供の学費は大変だぞ」という義父母の提案で二世帯同居することにした。

「二階建ての完全分離型の二世帯ですね。中の階段は無くすというので、それならお互いのプライバシーも守れるはずと思い23歳で同居を決意しました。家賃が出ないのはとても助かったし、それは義両親にいまでも感謝してますね」

翌年に長男を出産し、義理の両親は内孫が生まれたとかなり喜んでくれたという。

その２年後に次男を出産して、三男、長女と、4人の子宝に恵まれた。

「４人の子育てができたのはすべて義母のおかげです。４人目が生まれたタイミングで義母が定年退職し、子供たちの面倒を見てくれました」

仕事と子育ての両立は思った以上にハードで、何度も退職を考えたとひとみさんは語る。

「義理の母に言われたんです。『子供は私たちが見るから、あなたはキャリアを築きなさい。あなたがパートになれば子供たちの教育費は払いきれないでしょう。４人を大学までちゃんと行かせてあげなさい』と」