「子育ても家事も仕事も文字通り、死に物狂いで頑張ってきた三里さんは自立した存在です。対して夫の方は、今のところ金銭的にはなんとか自立ができていますが、生活面や精神面では家族という存在に頼り切ってきた結果、自立できていないのかもしれません」。
三里さんは、それでもこれからが楽しみだという。
「とにかく、思う存分働くことができる日々を待ち望んできました。息子はあと1年で成人です。もういわゆる家族というカタチに拘らなくてもいいんじゃないかなとも思います。彼にも自立した人になってほしいですしね」。
耐えた妻が走り出す未来はきっと明るい。夫の方はどうだろう。
取材・文/悠木 律
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