「そうですね。今すぐやめるとかは考えられません。もう人生の一部なんです。ただ、今回の事務所の事件、それから友人との会話を経て、少し向き合い方には変化が出てくるかも知れません。子どもたちも大きくなってきて、いろいろ思うところがあるみたいなんでその辺りもありますかね」。
平塚氏は話す。
「ジャニーズだけでなく、いわゆる成長過程を売り物にするアイドルという存在は日本特有のものかもしれませんね。アイドルには、恋愛禁止のように清い存在でなくてはならないという刷り込みもまだ根深くあります。しかし、それ自体も人権侵害になりかねません。皮肉ですが、ジャニーズ事務所の問題を契機にいろいろなことを見直す必要があるのかもしれません」。
はるみさんは話す。
「テレビでジャニタレたちがコメントしているのを見ると胸が痛くなります。それから、CMを観ると思わず撮っちゃいますね。もしかしたら観れなくなくなっちゃうかも知れないから」。
これまで事務所を支え続けてきた、ジャニオタたちの行先もまた前途多難なのかも知れない。
取材・文/悠木 律
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