【後編】男性の男性によるセクハラの異常な実態！

是山春樹さん（仮名・31歳）は、Uターン転職をした1人だ。東京で大手広告代理店での勤務を経て、母との同居をきっかけに地元の代理店に転職をした。少しゆっくり働きたいという気持ちもあってのことだったが、入社早々、とんでもない体質であることが発覚する。

あまりの酷さに一言物申そうとしたとき、先輩Aからある一言を言われたというところまでが【前編】。ここからはあまりにもひどいセクハラの実態についてさらに詳しく話を聞いていく。

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©︎GettyImages

「無駄ですよとひとこと言われました。彼の声も目も冷えきっていて、酔いが一気に吹っ飛びました。彼はそれだけ言って、タクシーで帰って行きました」

春樹さんは土日を挟んで翌週月曜、出社するのが本当に嫌だったと回想する。

「もし、業務中もああいったやりとりがあったらどうしようという思いでした。すでにこの時点で辞めたい気持ちがありましたが、転職早々でしたし、母を心配させることにもなると考え、一旦自分のなかで保留にしたんです」。

春樹さんが心配するようなことはなく、業務は始まった。

「ほっとしました。飲み会の席だけなんだって。でも、違ったんです。そこでは違う、セクハラ？パワハラ？が待ち受けていたんです」。