「今、越境入学の申請が可能かどうか調べている最中です。いじめに遭っているわけでもないので希望が通るかどうかわかりませんが、息子の状況を知ればわかってもらえるかもしれないと期待しています」
今のまりあさんは、息子が同じクラスの友達と他愛もない話をして笑い合える環境、切磋琢磨して勉強や運動を頑張りたいと思えるような環境を一番望んでいる。
「何事も経験してみなければわかりませんし、小規模校が合っている子もいるんでしょうが、縁もゆかりもない田舎で子どもを育てようとしている方に、これだけは言いたいです。田舎への移住やマイホーム建設は、子供の教育環境のことまで含めて、よくよく検討してから実行されることをおすすめします」
まりあさんは力強い口調でそう言った。
TEXT:中小林亜紀
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